タガの豊洲市場日記:天塩のしじみ、ヒゲソリダイ、青パパイヤ 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

目次

    8月19日(土)今朝の豊洲市場

    天塩のしじみ

    天塩のしじみ

    1ヶ月ほど前、日本最大級の大きさで知られる、北海道大樹町の幻のしじみが年に一度の漁が行われ、豊洲市場に入荷した際のことをご紹介しましたが
    それとよ~く似た、非常に大粒のしじみが三清に並んでいました。入荷したのは、同じく北海道の天塩という地域のしじみです。こちらもひと粒20g前後と大粒であることが特徴。殻も綺麗でした。

    調べてみると、江戸時代後期の書物には、“大きくて美味しい”、“名物”という言葉で紹介されていて、「蝦夷の三絶」、つまり厚岸の牡蠣(かき)、十勝川の鮒(ふな)とともに、ベストスリーに入る味覚と称されてきたのだそうです。面白いですね。

    殻長が大粒で濃厚な出汁が出るだけでなく、その身もしっかり味わうことができます。お勧めの食べ方は「しじみご飯」に「潮汁」ですかね!
    旨味をたっぷりと染み込んだお米に、大粒のしじみの身が混ざり、想像するだけで間違いない味!そのまま塩のみの味付けをした「潮汁」は、天塩産のしじみに泥臭さが全く無いため、味噌等を使わなくてもしじみ本来の匂いと旨みの出汁を楽しめるようです。

    また、天塩の名物にはこのしじみを使った「しじみラーメン」があります。塩味をベースに天塩産しじみ本来の味が最大限に引き出された一品なのだそうで。ん~いいね。叶うことならば、現地の道の駅とかに行って食べてみたい。

    ▲北海道大樹町の幻のしじみについてはこちら

    洗いもずく

    洗いもずく

    太めの洗いもずくです。歯ごたえと食べ応えがありそうですね。

    ヒゲソリダイ

    ヒゲソリダイ

    「ヒゲソリダイ」はタイと付いていますが、イサキの仲間。夏から秋にかけておいしくなる魚です。こちらは藤田に並んでいた大分県産のものです。

    とてもユニークな名前ですが、その由来は、下あごのヒゲがヒゲダイより短いことかららしいです!そんな短いヒゲの様子を、ヒゲをそった後に見えるから、とも言われています。

    青パパイヤ

    青パパイヤ

    綺麗な「青パパイヤ」が入荷していました。旬ですね。
    フルーツとしての完熟パパイヤではなく、野菜として幅広く活用でき、“酵素の王様”として最近注目を集めている「青パパイヤ」です。
    料理法と言ったら、タイ料理の「ソムタム」が真っ先に頭に浮かびます。

    以前、調理した際のことを投稿していますので、是非ご覧ください。

    タガのひとり言「夏休み中のご家庭へ、おいしい食材届け~」

    豊洲市場ドットコムを運営する、株式会社食文化はNPO法人キッズドアが行う、全国の困窮子育て世帯へ食材を提供する事業に協力しているんです。
    本日私も、各家庭への発送作業を手伝ってきました。
    第2便となる今回は、お米やレトルト食品、乾麺などなど、今回は常温品を詰め合わせています。(第1便は冷凍品でした)

    無事に皆のもとに届きますように!

    ▲この取り組みがYahoo!ニュースに取り上げられました。