タガの豊洲市場日記:新子、スミイカ、天然生本まぐろ(三重県水揚げ)、海ぶどう 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

目次

    6月30日(金)今朝の豊洲市場

    新子

    新子

    走りの「新子」です。もちろん目を見張るような価格です。写真ではわかりにくいかもしれませんが、頭と尾を切り落とすとわずか3~4cmほどでしょうか。1貫に6枚も7枚も重ねる新子の握りは粋の極地ですね…。
    先日小肌を〆ましたが、さらにうんと小さくて繊細な「新子」は、皮が溶けないようにとか、身がしまりすぎないようにとか、〆る時間もとにかく気を遣わなければですよね。なんて、間違いなく、そんな簡単に語るようなことではないです。

    ▲「小肌の名前の変化」についてはこちら

    スミイカ

    スミイカ

    刺身やフライで食べるとおいしいですが、名の通り、墨を活用するのもおすすめです。イカ墨を使った料理はパスタが一般的ですが、それだけではありません!
    パエリアやリゾット、他にも墨煮や炒め物にも相性抜群です。歯を真っ黒にして楽しみたいですね。

    天然生本まぐろ(三重県水揚げ)

    三重県水揚げの天然生本まぐろ

    三重県水揚げの天然生本まぐろは、水揚げ、入荷自体年に数回しかないそうです。もともとキハダマグロの入荷はあったことから漁獲自体は難なく。
    ここ数日入荷があります。旋網漁で漁獲されたまぐろですが、今回の魚体に関しては漁獲後の処理が良いためか、旋網特有のシミはさほど気になりません。赤身の色も美しいです。

    海ぶどう

    特有のプチプチ食感が癖になる「海ぶどう」をここ最近よく見かけます。天然海ぶどうが多くみられる宮古島では、海ぶどうのことを「ンキャフ」と呼ぶらしいですよ。んきゃふ。

    タガのひとり言「横浜の老舗練り物屋へ取材に行ってきました。」

    歴史を感じる看板

    横浜の老舗練り物屋「いしばし」の取材に行ってきました。

    人がつくる味にこだわり、ほとんどが手作業です。コラムを書いたので是非ご覧ください。