タガの豊洲市場日記:マナガツオ、江戸前小肌、小玉ピーチパイン 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

目次

    3月31日(金)今朝の豊洲市場

    マナガツオ

    マナガツオ

    「マナガツオ」が入荷していました。春から夏が旬とされているので、ちょっと早いですかね。
    西京焼きがおいしい「マナガツオ」ですが、骨が柔らかいので、長時間煮込むと骨まで食べられるそうです。

    江戸前 小肌

    江戸前 小肌

    江戸前の「小肌」はピカピカです。出世魚の一つで、ぶりなどと同様に成長によって呼び名が変わります。

    小肌の名前の変化

    4~5cmまでの幼魚は「シンコ」

    7~10cm程度の若魚は「コハダ」

    12~13cm程度は「ナカズミ」

    15cm以上の成魚は「コノシロ」

    ご存知の通り、酢〆したものが江戸前鮨の代名詞とされています。小型で身が薄い上に包丁で上手に捌くことが難しく、下ごしらえの加減で味わいや風味が大きく変わることから、職人の技量を計る魚とも言われていますね。
    そのため、名店で異なるこだわりを持つようです。〆の時間、寝かす時間、昆布を当てる、二枚重ねる、など。興味深い…。

    小玉 ピーチパイン

    沖縄県産 ピーチパイン
    一般的なボールペンと比べてみた

    ん、ん?小さい。

    沖縄県産の「ピーチパイン」です。伝わるように手に持っていた一般的なボールペンと比較してみました。
    特徴の一つとして、芯まで柔らかいという点があります。このサイズだともう、皮を落として、かぶりつくのがベストなのかな。果たしておいしいのだろうか。