タガの豊洲市場日記:天然生本まぐろ(韓国産)、江戸前 小とら 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

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    3月18日(月)今朝の豊洲市場

    天然生本まぐろ(韓国産)

    天然生本まぐろ(韓国産)

    大抵決まってこの時期に出てくるのが、韓国船の日本海旋網漁の「天然本まぐろ」です。
    済州島沖で漁をして、そのまま博多港での水揚げします。鮮度は良いのです。

    魚体は小さくとも100kg弱、大体は130kg前後と大きめなようです。

    実際に試食させていただきました。旋網漁ということもあるかもしれませんが、カットした断面にはじわりと脂が光ります。
    だからと言って、とってもくどい訳ではありません。味も評価されています。
    ただ、個人的には赤身がベストだという印象を持ちました。

    店頭で見かけた際には是非挑戦してみてください!

    江戸前 小とら

    江戸前 小とら

    江戸前の「天然とらふぐ」です。
    画像のように、1尾100g前後の小さいサイズのとらふぐを市場では「小とら」と呼びます。

    活の状態で豊洲市場へ入荷したものを、仲卸が身欠きにするんです。

    「小とら」サイズは、骨を残して開きブツ切りにして唐揚げ、半身は湯引きや炙って刺身、水分をしっかり取って塩焼き、天ぷらにしてもおいしいですよ!

    剣先いか

    剣先いか

    東京の島付近で獲れた「剣先いか」は素晴らしく、赤いです、!
    剣先イカ=赤イカ?=白イカ?=ソデイカ?スルメイカ?ヤリイカ?…と、毎度混乱します。

    身の肉厚さ、ねっとりとした食感はこの大きさの剣先イカならでは。薄皮を剥いでお刺身が絶品です。
    十分に水気を切ってから天ぷらにするのも良いですね。イカ本来の甘みを存分に楽しむことができそうです。

    ▲剣先イカにいつも混乱している