タガの豊洲市場日記:ニタリ鯨 赤肉特級、白魚 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

目次

    2月29日(木)今朝の豊洲市場

    ニタリ鯨 赤肉特級

    ニタリ鯨 赤肉特級

    今回4年に一度、2月29日発売の特別企画として取り扱った「ニタリ鯨 赤肉特級」です。
    世界で唯一の母船式捕鯨を行う「共同船舶」と、豊洲市場の水産仲卸の「東京海洋資源研究所」の協力のもと販売を実現できました!

    「赤肉特級」は、ニタリ鯨の背肉からとれる赤肉から厳選した脂乗りが良く、うっすらとサシが入る部位です。なんと、鯨全体の約0.4%ほどしかとれません!
    通常の赤肉よりも脂の旨みも強く、それでいて、尾の身よりはさっぱりといただけますよ!

    白魚

    春の風物詩「白魚(シロウオ)」です。
    “シラウオ”と紛らわしいけどハゼ科の魚で、春に海から川に遡上します。5cm程度の大きさだけど成魚です。

    踊り食いで知られていますね。特に西日本、九州北部が有名です。
    かき揚げや天ぷらでもおいしくいただけます。

    マイクロ葉わさび

    マイクロ葉わさび

    葉わさびは、わさびの葉っぱの部分。
    用途はあしらいだけ、と思われがちですが、醤油漬け、おひたし、天ぷら、スープなど、幅広く使える野菜です。

    ミニサイズ版の葉わさびが、この「マイクロ葉わさび」
    根っこの部分に比べると辛みがあまり強くありません。茹でたり、塩もみすることで、特有のピリッとした風味を引き出せますよ。
    また、煮たり、揚げたりする場合は、下処理しなくても辛みや風味が引き出されるみたいです。

    タガのひとり言「ニタリ鯨 赤肉特級を仲卸でチェック」

    程よいサシの入り加減です。
    試食しましたが、脂乗り加減が秀逸。オメガ3の脂はくどく無く、口内でさらりと溶けていくのがわかります。

    撮影時は程よく脂の乗った牛肉のような感覚で、塊肉のままステーキ肉を焼くように、薄くスライスして焼き肉に挑戦しました。
    新感覚な味わい方ですが、とてもおいしくいただけました!
    個人的には、たっぷりのにんにくを効かせるのが好みです。