タガの豊洲市場日記:マナガツオ、アブラガレイ、鮪ののど肉 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

目次

    7月21日(金)今朝の豊洲市場

    マナガツオ

    マナガツオ

    香川県讃岐で水揚げされる「マナガツオ」は絶好調!この時期に豊富に水揚げされています。ただ、子持っているのももう出てきてるので、そろそろ気をつけどころかもしれません。
    脂が乗っており、身が締まった風味深い肉質が特徴で、カツオの名前が付いてますが全く別のお魚です。
    刺身やカルパッチョは間違いないですが、皮引きが難しめの印象です。塩焼きや煮付け、柚庵焼きにしてもおいしくいただけますよ~!

    アブラガレイ

    アブラガレイ

    北海道昆布森沖で水揚げされた1.5kg以上の「アブラガレイ」です。名前から敬遠される方もいるかもしれませんね。
    この名は、古くの北海道でこのカレイから油を抽出していたことが由来とされています。あっ、とはいえその油からは、目に良いとされるビタミンAが多く採れるのですよ。
    実際に脂が多いのですが、煮付けやムニエルにすると絶品なのです。

    余談ですが、北海道に昆布森という地名があることを知っていましたか?釧路郡釧路町にある地域です。名前通り、江戸時代から現在に至るまで「長昆布」の産地として知られています。
    その他にも道東の太平洋岸にある昆布森では、親潮がもたらす海の恵みを受け、鮭漁やニシン漁が地域を支えているようです。
    ちょっと脱線しました。

    ▲前回紹介した「サメガレイ」についてはこちら

    鮪ののど肉

    鮪ののど肉

    まぐろの希少部位「のど肉」を発見!のどと言っても、上顎辺りを指します。脂が非常によくのっており刺身で絶品なのだそう。
    食感が特徴的らしく、魚というより肉!という感じで、にんにくとの相性も良いのか、刺身にしても焼くにしてもにんにく醤油と合わせることも多いようです。

    タガのひとり言「横浜いしばしのさしみはんぺん」

    横浜いしばしの練りものを販売するにあたり、撮影を行いました。そこで学んだことを。

    「さしみはんぺん」についてですが、綺麗に包丁でカットしたものと、箸で割いたもので印象が異なりますね。“さしみ”のイメージに直結しやすいのは包丁で均等にですが、ふわり軽い魅力を伝えるには箸で無造作に割いたものが良いです。

    商品の魅力の伝え方、まだまだ勉強が必要です!

    ▲取材時の投稿はこちら

    コンテンツはこれから差し込まれる予定ですが、本日より、販売も開始しております(*^^)v