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食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。
7月22日(土)今朝の豊洲市場
ワカサギ(ナツワカ)
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全国有数のワカサギ産地、茨城県の霞ケ浦と北浦で、昨日21日に漁が解禁となりました。そして本日が初荷です。漁は、船の後ろに網を取り付けて引っ張る引き網と呼ばれる方法が中心。今年度は全体として昨年の解禁日の半分の漁獲量にとどまったようですが、魚体は大きく脂乗りは抜群のようです!
地元では、夏に獲れるワカサギということで「ナツワカ」という愛称で親しまれています。
1年で最も脂がのっており、骨も柔らかいため、天ぷらや唐揚げにして丸ごと食べるのがおすすめです。
カワハギ
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“うひょ”という声が聞こえてきたので目を向けると、そこには「カワハギ」がおりました。この子、フグの仲間なのですよ。可愛らしいおちょぼ口をしていますが、貝殻を噛み砕くほどのかたい歯を持っています。
肝に関しては、海のフォアグラと言われるほどおいしいものとされていますよね。諸説ありますが、身がおいしいのは夏、肝がおいしいのは秋冬と言われています。
やはり「カワハギ」は、お刺身を肝醤油で食べたいですね。
アオヤギ(青柳)
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三重県より「バカガイ(アオヤギ)」が入荷しています。「バカガイ」という名はなんでー!と思われるかと思いますが、名前の由来は諸説あり興味深いです。
貝殻が薄く破れやすいことから「破家貝」
殻から出した足がだらしなく舌を出したように見えることから「馬鹿貝」
潮の満ち引きや砂地の変化で頻繁に棲息場所を変えることから「場替貝」
馬加(まくわり)と呼ばれた地域で多くとれたことから「馬加貝」 など。
ちなみに、「バカガイ」と「アオヤギ(青柳)」の違いは?というと、貝殻の状態で「バカガイ」、殻からむき身にした状態で「アオヤギ」と、区別されているようです。
“バカ”という単語が、客に提供するネタとして相応しくないと、江戸時代にその呼称が用いられるようになったのだとか。
オカワカメ
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「オカワカメ」は、さっと茹でてポン酢をかけるだけでおいしいです。そのほか、味噌汁の具や刻んで納豆と一緒に食べるなど、こういった一品がなんだかんだ嬉しいですよね。
タガのひとり言「三陸常磐 夢市楽座」
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先週15日、豊洲市場の水産仲卸売場棟4階にある魚がし横丁に「三陸常磐 夢市楽座」がオープン!三陸と常磐の海の幸の魅力を発信するイベントです。
写真にあるのは、3県の食文化や伝統行事の魅力を伝えるブース「楽座」。同フロアの一角に「夢市」の看板を掲げた店舗があります。仲卸がプロの目利きで選んだ鮮魚や、缶詰、加工品など、三陸常磐モノが並んでいます。