タガの豊洲市場日記:イカナゴ新子、うど 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

目次

    3月27日(月)今朝の豊洲市場

    イカナゴ新子

    イカナゴ新子 釜揚げ

    兵庫県産「イカナゴ新仔」の釜揚げが並んでいました。今年度は3月4日に播磨灘、大阪湾にて漁が解禁。17日に既に終漁しています。
    漁は2017年以降極度の不漁が続き、現在は資源保護のため、以前は1ヶ月ほどあった漁期を20日前後にに短縮しているのだそうです。今年度の漁期はたった2週間弱か…。資源を守るため、ですね。

    入荷しているのは新鮮なうちに釜揚げしたもの。そのまま食べても苦みがなく十分美味しかったです。が、仲卸から聞いた「フライパンで少し炙ると脂がじわじわ浮き出て、旨いよ」…これは試さない訳にはいきません。事務所に戻り、トースターで軽く焼きました。

    イカナゴ新子をトースターで焼く

    ほんと、小さいながら脂が乗っています。ふわっとした食感も良い。スタッフ曰く、生姜醤油で食べるのもおすすめだそうです。

    とはいえ、イカナゴの一般的な調理例としては「くぎ煮」が浮かびますね。生のイカナゴの稚魚を醤油、砂糖、生姜などで甘辛く煮た佃煮で、瀬戸内海沿岸地域で古くから作られている郷土料理です。
    兵庫では小中学校の出前教室でくぎ煮の講習をしたり、明石の水産会館で料理教室を開催するなどして、くぎ煮の普及と食文化の伝承に取り組んでいるようですよ。

    大サバ

    大サバ

    パンっパンの鯖!淡路島の沼島港で水揚げされた1.2kg超のものです。でか。

    春の貝をセットにしよう!

    どれがいいか
    これはいれたい

    貝が美味しい季節です。鮮魚バイヤーで貝セットの計画を進めています。

    うど

    うど

    「うど」は埼玉県の伝統野菜です。根もとから先まで太く、綺麗な白色です。酢味噌和えも良いですが、香りを楽しむなら含め煮を試してみてほしいです!皮は捨てずにきんぴらか天ぷらで是非!

    タガのひとり言「ラナンキュラス」

    ラナンキュラス

    先週行った花の撮影で「ラナンキュラス」を惚れ惚れ見ていたら、撮影終わりにお花屋さんから2輪いただきました。(狙ったかのようだ…)
    花びらの層が凄いですよね。花びらの枚数は1輪に100枚以上あり、多いものだと200枚近くなるんですって!先週は雨続きでしたが、美しい「ラナンキュラス」のおかげで部屋が明るかったです。

    ▼先週の花の撮影の様子も、是非ご覧ください。