タガの豊洲市場日記:ハタハタ、わけぎ、紅菊芋 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

目次

    12月4日(月)今朝の豊洲市場

    ハタハタ

    ハタハタ

    ウロコがなく、しゃくれた口が特徴の「ハタハタ」です。
    秋田県を主に11~1月に産卵期を迎えますが、写真のものは北海道産です。

    冬の「ハタハタ」と言えばやはり、魚醤で味付けする「ハタハタしょっつる鍋」がおすすめです。
    メスには卵=ブリコがたっぷり。ぶちぶちとした独特な食感がたまらないのですよね。
    鍋の他には、煮つけ、塩焼きなどで楽しめます。

    大粒あさり

    先日ご紹介した「大あさり」ではなく、単純に“大粒”な「あさり」です。産地は愛知です。
    1粒5cm前後の幅があります。

    わけぎ

    わけぎ

    葱やあさつきとよく似た「わけぎ」は、葱と玉ねぎの交雑種です。熊本県では「一文字(ひともじ)」と呼ばれているそうです。
    辛そうに思われるかもしれませんが、ツンとした辛みがなく、食べやすいのが特徴ですよ。

    料理としては“ぬた”で食べるのがメジャーです。もちろん薬味として葱の代替としても!是非、取り入れてみてくださいね。

    紅菊芋

    紅菊芋

    天然インスリンで話題の菊芋、ですが、こちらは紅色。
    そうなのです、種類が違います。「紅菊芋(フランス種紅菊芋)」という種類で、通常出回る白い菊芋よりイヌリンの含有量が多いと言われています。
    と、いうことで“イヌリンを世界で一番多く含む野菜”として名高いのです。

    そんな「紅菊芋」ですが、味わいは菊芋と変わらず、クセがが無くどんな料理にも合います。
    素揚げにしたり、煮たり、きんぴらのように炒めたり、又は乾燥させて粉末にすれば用途も広がりますよ。

    タガのひとり言「イベントを主催、開催したのです」

    10月某日、プライベートではありますが、イベントを主催し50食分のスパイスカレーを提供しました。
    家族親族や友人などに料理を振舞うことはあれど、自分が作る料理でお代をいただくことははじめての挑戦でした。(学生の頃の文化祭とかは置いておいて…( ̄▽ ̄))

    買い出しに加え、前日、当日にかけて仕込、仕込、仕込。アチャールもすべて手作りしたのでなかなか時間がかかりましたが、大変学びの多い機会でした。
    何より、このイベントが誰かの集まる理由になったり、再会の場となったり、新しい繋がりが生まれるなんて、素晴らしいことだなとしみじみ。
    覚悟していた倍は大変でしたが、経験を踏まえ、また挑戦したいです。今度はカレー1品ではなく、数品酒稀を。