タガの豊洲市場日記:赤座海老、特大さんま、浜茹でシャコ、千本しめじ 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

目次

    10月26日(木)今朝の豊洲市場

    赤座海老

    赤座海老

    千葉で獲れた「赤座海老」が活で入荷。ハサミまでオレンジ色をしており、元気に動いています。市場に流通する大きさは100~150gサイズが多く、こちらも100gちょい程度でしょうか。1尾200g以上の特大サイズも稀にあります。

    本種は日本固有種ですが、よく似たヨーロッパアカザエビはフランスではラングスティーヌ、イタリアではスカンピと呼ばれる高級食材です。

    身の強い甘みが特徴ですので、まずは刺身で。そのほか縦半割りにしてからオリーブオイルでマリネして香ばしく焼いたり、身をほぐしてグラタンにするのもおすすめです(贅沢だ)。

    特大さんま

    本日は今年最大級のさんまが続々と入荷しました。それも北海道からの“Air便”で鮮度も抜群です。

    12尾サイズは大体1尾あたり165g前後という計算となります。実際見ても立派です!ようやく来たか~、といったところですが、この後は続かないみたい。このチャンスを逃さずいただきたいですよね。

    浜茹でシャコ

    浜茹でシャコ

    1週間ちょい前あたりから北海道小樽・石狩のシャコが入荷しています!写真はメス。いつ見ても存在感のあるサイズです。

    漁期は年2回、産卵前の卵が熟した子持ちを狙う春(4~6月)と、脱皮後の身入りの良いものを狙う秋冬(10月の解禁後~12月)があるんです。
    この時期は春とは異なる、引き締まった身の味わいを楽しめますよ~。

    ▲オスとメスの見分け方についてはこちら

    千本しめじ

    千本しめじ

    天然きのこ「千本しめじ」を見つけました。「しゃかしめじ」「いぼこごり」などとも呼ばれます。
    とっても旨みが強いきのこで、炊き込みご飯、鍋物、和え物、吸い物などに向いているとのこと、ここ数日は食べてみたいきのこばかりで困ってしまう。

    タガの食べ歩き「ペルー料理のインパクト。穀物穀物、穀物」

    JR五反田駅には南米食品専門のスーパーマーケット「キョウダイマーケット」があります。南米の大使館が一挙に集まるビルの1フロアにひっそり存在するんです。
    わたしはタコスの材料を求めて行ったりするのですが、そこの店員さんに都内で現地の味を食べると紹介されたペルー料理のお店に行ってきました。

    「ペルー料理Arco Iris(アルコイリス)」というお店です。お店に入ると壁一面にマチュピチュの画像や国旗や人形やら装飾してあり、何とも言えない異国感。それだけでなく、店内はペルー人のお客さんや日系ペルー人の方々がチラホラ。どの席からもスペイン語が聞こえてくるのは、何となく気分があがります。

    セビーチェ
    スープ

    王道のセビーチェをはじめ、肉、スープなどをいただきました。思うより優しい味わいです。
    食べていて思うのは、とにかく、とにかく、一皿のボリュームがあります。そしてどの皿にも「芋、豆、とうもろこし、米、麺…」と、穀物穀物、炭水化物がモリモリです。
    スープなんて、4人前?!と思ってしまうほど。このスープにもちゃっかり、なかなかの量のお米が入っています。
    おいしく、楽しく、とっても満腹になりました。

    ▲南米食品専門のスーパーマーケット「キョウダイマーケット」についてはこちらでも