タガの豊洲市場日記:スマガツオ(ヤイトガツオ)、海老芋 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

目次

    12月23日(土)今朝の豊洲市場

    スマガツオ(ヤイトガツオ)

    スマガツオ(ヤイトガツオ)

    天然の「スマガツオ」です。豊洲市場でも滅多に入荷しません。
    九州や、三重県や和歌山では、“ヤイトガツオ”と呼び、高級料亭などが買い付けていきます。

    何故“ヤイト”?
    その由来は、お腹に「灸(やいと)」のような黒い斑紋があるから、だそうです。

    皮付きのまま炙り、タタキもいいですし、もちろん刺身も絶品ですよ。

    ▲「スマガツオ」についてはこちらでも紹介しています。

    ウチワエビ

    ウチワエビ

    鮮やかな卵を抱えた「ウチワエビ」が入荷していました。

    ▲「ウチワエビ」についてはこちらでも紹介しています。

    えびいも

    京都より大きなサイズの「海老芋」が入荷しています。
    海老に似ているからという理由での名前らしく、海老の味はしませんよ。

    里芋のようにねっちり、キメの細やかで滑らかな食感です。
    煮崩れもしにくく、味が染みやすいようで魅力的ですが、流通量はまだまだ少なめでしょうか。

    海老に似た形から縁起物としておせち料理にも使われます。
    ぜひこの年末に取り入れてみてはいかがでしょうか!

    タガのひとり言「特別展 和食 ~日本の自然、人々の知恵~」

    上野の国立科学博物館で開催されている特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」に行ってきました。

    この展示は歴史、文化、風土といった広い視点で和食の魅力に迫っており、身近なようで意外と知らない和食について、体感的に学ぶことができます。
    この展示を初夏あたりに知ってから、もうずっと行きたかったのです。

    広い会場は1章から6章に分けられます。詳しくは公式サイトをご覧下さい。

    改めて和食とは何かを考えることができ、とてもよかった。楽しかったです。
    2024年2月25日まで開催しているので、興味がある方はぜひ!