食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。
10月24日(火)今朝の豊洲市場
イソシジミ
スポット的に入荷していたのは「イソシジミ」です。どうやら半年に1回入荷があるかどうか~、とのこと。特大サイズのしじみ程度の大きさです。最初は月日貝の小さいバージョンにも見えました。
一般的には佃煮にするみたい。たっぷりの生姜で炊くと美味なんですって。
金華さば
立派な「金華さば」も入荷しています。今あたりから冬場にかけてが旬。脂が乗っております。
そもそも「金華さば」ってどんなさば?と聞かれて、はてさてちゃんと答えられるでしょうか。
宮城県石巻市にある三陸金華山沖で漁獲され、石巻港に水揚げされた旬の大型の真さばのこと。
金華山沖で獲れた真さば=「金華さば」ということではなく、決まった時期に漁獲され、厳選された大型のさばにのみブランド魚の称号が与えれられます。
ですので、希少価値の高いブランドさばです。
脂質の割合が15%以上と定められており、醤油をはじくほど脂は強いですが、旨みもしっかりありくどさはありません。青魚ならではかもしれませんね。
しめ鯖や鯖寿司にして堪能したいです~。
キハダマグロ
静岡県沼津水揚げの「キハダマグロ」です。店頭に並んでいるのは珍しい。発色が良いですね!米彦が目利きした「キハダマグロ」、食べてみたい!
ラクヨウ(落葉)茸
初めて見ました!とてもレアなきのこ「ラクヨウ(落葉)茸」です。なめこの大きくなった見た目をしています。
ラクヨウ(落葉)とは通称で「ハナイグチ」が正式名称らしく、カラマツの林にのみ生える、栽培できない貴重な茸として大人気なんだとか。
独特の食感、ツルツルした喉越しと深い旨みが特徴とのこと。また並んでいたら買ってみようかしら。
タガのひとり言「オリジナルほたてスパイスカレーの試作現場に立ち合い」
農林水産省が会見で消費拡大を呼びかけた「国産ホタテ」の取り扱いに対して、現在わたしたちは、豊洲市場の仲卸「泉久」とオリジナルほたてカレーを計画しています。
昨日は試作現場に取材を兼ねて立ち会ってきました!
日替わりで8種類以上の魚のあらから出汁をとったスープとスパイスで作るスープカレーです。
今回のあらは金目鯛、甘鯛、オナガダイ、さわら、はも、太刀魚、あんこうなど。
さらにカレーにはメインの具材となるほたてを3粒、そのほか海老、イカに加えて20種以上の魚の端材を加えます。
スパイスにもこだわり、もうね、製造現場に漂う香りだけでご飯が食べられそうでした。
詳しくは改めて!まずは販売に向けて準備を進めていきます。