タガの豊洲市場日記:身欠あんこう、とらふぐのヒレ、もものすけカブ 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

目次

    10月23日(月)今朝の豊洲市場

    身欠あんこう

    身欠あんこう

    少々画像はわかりにくいぐで~としたものですが、「身欠あんこう」の入荷が始まりました。

    どうやら昨日10月22日は茨城県の会社が制定した“あんこうの日”だったようです。
    あんこう鍋発祥の地、北茨城市で初めて民宿を営み、あんこう料理を全国に広めた人物の命日であり「あんこう研究所」の開業日でもある10月22日にちなんでこの日になったのだとか。

    家庭で調理するのは難しそう、と思いがちの「あんこう」ですが、気構えずに是非挑戦してみてほしいです。なんていったって、味は言わずもがな、コラーゲン豊富で肝まで味わい尽くせます。
    気軽に召し上がるとしたら、鍋がおすすめです。捌いてある鍋セットであれば簡単。それだけでなく、唐揚げや共酢和えなど、調理方法は他にもありますよ~。さあ、冬がやってくる~。

    とらふぐのヒレ

    とらふぐのヒレ

    ヒレ酒用に干した「とらふぐのヒレ」です。ふぐを扱う仲卸は常備している印象です。
    先ほど紹介したあんこうもですが、気温がぐっと下がってくるこの時期、ふぐ刺しに鍋は恋しい。と同時に、ヒレ酒を欲する方もいるのではないでしょうか。

    ヒレ酒を作るのには、この干したヒレをオーブンやコンロで焼いてから熱燗に入れて1~2分程待ちます。表面をキツネ色にしてからお酒に入れるのを忘れずに!
    それから、ヒレ酒以外にも鍋にも使えるようですよ。良い出汁が出るのだそうです~。

    オオモンハタ

    オオモンハタ

    おー、見事な水玉模様!こちらは鹿児島県産の「オオモンハタ」です。漢字で書くと「大紋羽太」。なんだか人の名前のよう。
    ハタ科の中では小型ですが、なかなかの高級魚!刺身や鍋にすると絶品なのだそうです。

    もものすけカブ

    もものすけカブ

    小玉でかわいらしい赤かぶ「もものすけ」です。冬場が旬で通常のかぶに比べて柔らかいのが特徴。皮は手でも剥け、生でもおいしくいただけます。
    サラダやマリネなど、色を活かしてお皿に並べたいですね。

    タガの食べ歩き「南インドのチェティナード式ミールス(ディナー)を堪能」

    南インドのタミルナードゥ州出身のシェフが作るカレーを食べにいきました。もうお友達( ‘ω’ )
    今回はディナーです。南インド チェティナード地方の家庭料理をベースとしたお祝いや親戚の集まりごとなど、「ハレの日」に出されるミールス料理をいただきました。普段の食事より少し豪華。
    スパイスは全て自家製オリジナル (メニューごとにブレンドを変えている)食材は淡路島の有機赤玉ねぎや国産鶏などこだわりも凄いのです。バナナリーフを器に、葉の香りも楽しめます。

    チキン、マトンのカレーに、サンバル、ラッサム、そしてポリヤルなど何種類もの付け合わせ、スプーン毎に冒険している気分です。魚のカレーをサービスしてくださいました。これまた違う。楽しすぎます。
    食べ終わる頃に絶対追加のお米を盛ってくるシェフ。毎回はち切れそうなほどのお腹を抱えて帰ります。
    今回も胸いっぱい、おなかいっぱいで帰宅しました。さあ、また来月おなかをすかせて行くぞ。

    そして、いつかインドに行きたい。

    ▲南インドのチェティナード式ミールス(ランチ)はこちら