商品部の田中です。
豊洲市場の魚河岸には沢山の春らしい商材が並んでおり、やっぱりこの時期になると貝の種類も豊富になります。シンプルに食べるのも美味しいですが、せっかくなら少しアレンジしたものも試してみてもらいたいので、商品部メンバーでおすすめのアレンジ料理をご紹介します。
バイ貝は比較的、購入しやすい価格ですので是非食べてみてもらいたいです。
下茹では水から。沸騰したお湯などでグツグツと煮てしまうと身が固くなってしまうので、水から茹でて、沸騰しそうになったら火を止めてあとはそのまま余熱で10分程度熱を通して下茹で完了。竹串でぐるっと身を取り出してパクリ。キッチンでビールが進むのです。(肝などそのまま食べてしまう派です。砂なども噛んでおらず旨味濃厚で深いコクが味わえて、お酒が進みます…!)
夏の時期になると毒を持つので、内臓の中にある「中腸腺」は取り除く必要があります。
身の内側にあり、乳白色から淡黄色のものがポロっと出てくるので取り除きます。
お刺身、塩ゆでにしたものをそのまま食べると大変美味なので、まずはシンプルに味わった後は、少しアレンジした調理法で楽しむのも良いでしょう。
今回はお好みの野菜を一緒に加えてアヒージョにすることにしました。もちろん大好きな肝が付いたままです。
おしゃれなアヒージョ用のフライパンがないので、今回は出汁巻き卵用の四角いフライパンを代用しました。
黒バイ貝、トマト、エリンギ、叩いたにんにく、パルミジャーノレッジャーノの塊をごろごろっと。パセリを上に乗せていざ!オリーブオイルを投入して火を付けます。
欲を言うともっと大きなフライパンでアサリのむき身、イカのボイルなど沢山の魚介類を入れて豪快に作り、パンとワインを片手に楽しみたかったのですが今回は撮影もあったので少しお上品に作りました。
これくらいのボリュームですと、主人と2人であっという間に完食。残ったオイルは翌日、ペペロンチーノにしようと思っています。
ちなみに貝の肝が好きすぎて、殻から上手に外せるようなコツをなんとなくつかみました!
(物心ついたころから地元の海で貝を拾ってよく食べていた)
バイ貝くらいの大きさの貝であれば竹串がベスト。刺す位置、くいっと捻る位置さえ間違わなければするんっと肝まで剥けます。(殻を割ったりするのは力・掃除・ジャリジャリ食感など労力的に見合わないので個人的には避けています)
ワインが進む進む!春になると美味しい食材が市場中に溢れてくるのでとっても楽しみです!
1年1095食の楽しみを