こんにちは、スタッフの田賀です。
先日“生”のあんずを市場で見つけました。
「あんず」といえば、思い浮かぶのは加工を施したものばかり。
スーパーなどの果物コーナーに常に並んでいるわけでもなく、生で食べたことの無い方も多いのではないでしょうか。
傷みやすく、また、収穫期が短い。
故になかなか生の状態では出回らず、ドライフルーツとしてまたはジャムなどにして販売されていることが多いらしいのです。
あんずは、果実の酸味が強く加工用の東亜系と、
果実の酸味が少なく生食・加工に使われる欧州系があります。
今回手に入れたのは、東亜系の「平和」という加工用品種。
実が大きく果肉が緻密でよく締まり、酸味、香りのよい早生のあんずです。
「生のあんずはどんな味?」
生食用ではないですが、せっかくなので生で食べてみました。
スッパイ、けど美味しいです。
完熟した梅のような、生のプルーンのような味。
ジャムやコンポートもいいけれど…
よし、お菓子を作ろう。と思い
イメージを膨らませるため「あんず お菓子」で検索。
しかし思ったより、ヒットしない。
そこで気づきました。
ケーキを筆頭に菓子だと「アプリコット」の方が検索されている、気がする。
というわけで「アプリコット お菓子」に変えて調べていくと
タルトやパイが多いですね。
今回はタルトの方向性で行くことに。
「あんず(アプリコット)のタルトに挑戦」
▲カットしたあんず
種がとりやすく、皮ごと食べられるのも魅力ですね。
生地の中に入れるものはコンポートにして、
表面にのせる分は生のまま(焦げ付かないようにという思いもあり)で焼き上げました。
▲焼きあがったばかりのタルト
▲ミントシロップを表面に塗る
▲ピスタチオを散らして完成。
▲薄いタルトにあんずをビッチリ敷き詰めました。
「手作りのあんずジャムも美味しい!」
ちなみに、後日
先輩が手作りした「あんずジャム」を持ってきてくれました。
美しい色で輝いている…
そしてやっぱりあんずジャム、美味しい~。
私も次回また手に入った際には、あんずジャム作ろうと決めました。
甘酸っぱい味と香りが疲れを癒してくれます。
あっという間に過ぎ去ってしまうあんずの旬。
生のあんずに出会ったら、是非一度お試しください。
食文化 田賀