甘さとボリューム感に大注目!京都府産『やよいひめ』を食べてみました!

いちごのシーズンはまだまだ続きます!

今も店頭にはさまざまな品種のいちごが並んでいますね。この冬、いちごを食べましたか?
いちごの品種には、普段良く聞く名前から初めて聞くような名前と、最近はバリエーションが本当に多いことに驚かされます。
今回ご紹介しますいちごは、京都の丹後地方で生産された『やよいひめ』です。
やよいひめは、まだ新しい品種ということで名前が広く知られていませんが、生誕地の群馬県では今や県内のいちご農家の約70パーセントで栽培が行われています。
やよいひめの魅力は、ボリューム感のある大粒の実と鮮やかで上品な薄紅色、甘みと酸味のバランスの良さにあります。
今回は、やよいひめの魅力をもっと多くの方に知ってもらえるように徹底紹介します!

 

やよいひめの主な特徴とルーツは?


やよいひめの主な生産地は群馬県です。『とねほっぺ』と『とちおとめ』の交配種に更にとねほっぺを交配、育成して生まれた品種で、2005年(平成17年)1月に品種登録されました。
やよいひめは群馬県のみのオリジナル品種というわけではないので、他府県でも栽培されています。いちご狩りでも見かける品種なので、見つけたことや食べたことがある方もいるのではないのでしょうか?
果実の重さが約20gと、いちごの品種の中では大ぶりなので食べ応え抜群です。肉質が硬めなので輸送中に起こりがちな傷付きや潰れがなく、日持ちする品種です。
一般的にいちごの旬は1月・2月で、3月に入ると糖度が少し低くなり、風味が落ちてしまうことが多くなります。しかし、やよいひめの旬は1~3月と長めで、「3月になっても美味しく食べられる」ことがセールスポイントとなっています!
「3月(弥生)でも美味しいいちご」という意味を込めて、『やよいひめ』と命名したともいわれています。

 

やよいひめを実際に手に取ってみました


筆者は今回初めてやよいひめの実物を見たのですが、果実の一粒一粒が大きいことに驚きました!
鮮やかな紅色で全体的に形が整っていて、インパクト大な写真写りです。

 

やよいひめの内部に迫る!


やよいひめは果肉が硬いので、形崩れすることなく切り分けできました。香りや果汁は見られず、さっぱりとした質感のいちごです。
まず縦方向に切った断面は、中まで薄く赤色に染まっています。
外見、そして中身も色鮮やかで爽やかな印象ですね。


横向きに切ってみると、赤色の出方が色濃く感じますね。
この鮮やかな色合いに、食欲がそそられます。

 

やよいひめを食べてみました!

果肉がしっかりしていて、とても食べ応えがありました。果実が大きめなので、半分、もしくは4分の1サイズにカットすると食べやすくなります。果汁分が少なめのサクサクした歯応えは、硬めのフルーツが好きな方のお口に合うのではないでしょうか?
甘みが強く、さらにやさしい酸味が加わってバランスの良い味わいでした。
『あまおう』など糖度が高めのいちごが好みの方には、酸味が気になるかもしれません。
練乳やハチミツなどで甘さをプラスすると、さらに美味しく食べることができますよ。

 

おすすめの保存方法とレシピは?

ご自宅の冷蔵庫に野菜室があれば、ぜひ保存しましょう。冷蔵庫よりも野菜室の方が保存温度が下がり過ぎないので、いちごの保存に向いているとの説があります。
やよいひめは他のいちごの品種と比べて、若干日持ちするといわれていますが、日数が経つにつれて風味が衰え出してしまいます。できれば、購入当日か翌日の新鮮さがあるうちに食べることをおすすめします。
やよいひめは生食はもちろんのこと、生クリームとの相性が良いのでケーキのトッピングやフルーツサンドにしても美味しく食べられます。ベビーリーフやグレープフルーツなどを合わせたフルーツサラダも、甘みと酸味の絶妙な味わいを楽しめます。
いちご大福、ムース、タルトなど、いちごのシーズンだからこそ楽しめるレシピを探してみてくださいね。

 

『ドライやよいひめ』って?

やよいひめの名産地、群馬県が開発したドライフルーツで、県内のさまざまな企業、店舗が商品開発に取り組んでいます。やよいひめの色・形・風味を活かしながら熱風乾燥させることで甘みを凝縮させ、さらに深い味わいが増すのです。
酸味があることで少し敬遠されていたやよいひめも、ドライフルーツにすると食べやすいとの理由で人気を集めています。日持ちも良く、お菓子などのレシピにも大活躍です!
ネット通販などでお取り寄せしてみてはいかがでしょうか?

 

やよいひめの今後の展開に期待しましょう!

店頭にさまざまな種類のいちごが並ぶこの季節、今だからこそ、いちごを食べ比べしてみたいですね。
やよいひめの名前を初めて聞いた方が多いのではないでしょうか?甘みと酸味両方を合わせもつ、ボリューム感のあるいちごを食べたい!という方は、ぜひ味わってみてくださいね。