スマートキッチン家電

オガワラ
オガワラ

Webマーケティング部の小河原です。食べる専門のオーバーフィフティーのオジサンが、最近料理に目覚め、ゆるく料理修行を始めました。

「五十の手習い」料理始めました。

50歳も半ば近くになり、いつまでもひよこのように親(ヨメ)から与えられた料理を食べるだけでなく、「自分好みの料理も食べよう!」と一念発起してキッチンに立つことにしました。しかし、裏ミッションは「料理しないの?そりゃダメだよね」という社内からのプレッシャーもあり、始めること1年、ようやく包丁使いは慣れてきました。キャベツの千切り(ヨメに褒められるくらい細く)とか、酒の肴は作れるようになりました。と言っても野菜を切っているだけ。。。要はまだまだなわけです。

そんなある日、弊社代表の萩原から「キミにピッタリの料理器具があるから取りに来なさい。」と、温かい言葉をいただきました。とは言え、ウチの社長は料理の鉄人、玄人も真っ青の腕前です。なんでも自分で作れちゃう、そしてどれもが名店レベルの腕前です。たぶん凄い器具なんだろうな、キズ付けたらどうしよう、壊したら怒られるだろうな。。。とドキドキしながら社長と会うことに。

ハイテク家電?

「はい、これね。試してみて。」おいおい、なんかスゴイのが出てきましたよ。え?IH?電池要るの?電源も?家電?そう、これはHEATAN CUE(ヘスタンキュ―)というスマートキッチン家電です。アプリと連動させて、プロの料理人のレシピが手軽に再現できる言う優れもの。センサー内臓の鍋、プライパンの温度をIHヒーターが感知して、アプリと連動しながら、最適な温度調節を全て自動でしてくれるのだそうです。こりゃ失敗知らずでしょ。しかもアプリが料理工程を手順通りに教えてくれるときたもんだ。これなら私でもできる!「社長、ありがとうございます!」と心の叫び。

▲外観もカッコイイです。
▲ハンドルに電池が入ります。フライパンですが、立派な家電です。

準備万端

アプリをダウンロードして会員登録。この辺は家電好きの私はお手の物。あれ?コンセント。。。「コンセントがない!」我が家のキッチンのコンロ周りにはコンセントないことに気づき、慌てて延長コードを購入。やっと動作確認ができました。さあ、ウキウキしながら「何を作ろかな?」とアプリを見ながら悩む。悩む。悩む。。。やはり初心者は腰が重いですよね~、フットワークが悪いです。

うじうじ悩むこと数日。弊社スタッフから「社長から借りた器具ありますよね?ヘスタンキュー。これでステーキ焼いてみてください!肉はうちのイチオシの短角牛のサーロインでお願いしますねー♪」「短角牛?えー!?あんな最高級牛肉が最初?失敗したらどうすんのよー?」どうしたものか? でも「コイツならきっとプロの焼き加減で美味しく焼いてくれるに違いない!」と、勇気を振り絞ってポチッと購入。これで準備万端。さあ、レッツクッキン!

鹿角短角牛

ところで、今回使用する短角牛をご存じでしょうか? 我が社が運営するグルメサイト「うまいもんドットコム」で不動の人気を誇る「鹿角短角牛」という幻の赤肉のことを。詳しくはこちらをご覧ください。

私がビビるのをご理解いただけると思います。初心者の私が使うには、恐れ多いほどの超レア牛肉なんです。若葉マーク付けてフェラーリ乗るくらいです(笑)

今回の使用肉がコチラ⇒【鹿角短角牛・吊るし30日熟成】ニューヨーク・カット(サーロイン)約500g 去勢牛 [個体識別番号 JP 1558019155]  

▲実に素晴らしい!本当にキレイな赤身肉です。
▲こんな登録証明書まで同封されてます。凄すぎます。

料理本番

一人でやることが今回のミッション。ヨメはあくまでカメラマンとしてサポートしてもらうことにしました。IHヒーターの電源をON、アプリ起動、フライパンと連動、レシピを選択します。事前に聞き調べして、今回は「NYストリップステーキ」にしました。肉の厚みを図り、センチと焼き加減をアプリに入力します。仕上がりは、もちろん「ミディアムレアでしょ!」 ※この選択&設定がとても重要であったことに料理後に気付くのでした。

アプリ内で料理スタートにすると、IHヒーターと連動してフライパンが熱しられ始めました。さっそくアプリから、肉に塩・コショウなどの下ごしらえをするようにと工程指示が出ます。事前にアプリで予習ができるので「慌てませんよー♪」さあ、付属の牛脂を敷いて肉を投入!「頼むぞ、オレの短角牛ちゃん。美味しく焼けてくれよー!」と祈りながら、ドキドキワクワクの始まりです。

▲アプリにレシピや量などを入力します。
▲いよいよ、肉投入!

最初は、表面を高熱で焼くのだそうです。アプリで全行程が事前に見れるのは本当に便利。初級者には心の準備ができます。焼き始めると、さすが短角牛。透き通るような脂がどんどん出てきます。これが赤身肉なの!?と思うくらいの上質な脂がたくさん出てくるのはさすがです。ひっくり返したら、出てきた良質の脂を肉に掛けながら(もちろんアプリからの指示ですが)そこから低温に切り替わり、じっくりと焼くようです。何度も言いますが、全部アプリの指示で、私は焼くだけ、ひっくり返すだけ、上手くいっている気がする。もはや失敗するわけがないのです。

▲透き通るようなキレイな脂です。
▲良い感じの焼き加減。キッチンは旨味の香りで充満してます。

さあ、最後の工程です。肉を落ち着かせるらしく、タッパーにキッチンペーパーを敷いて、お肉を包んでね、との指示。「なんでよ?ステーキ言うたら、ジュージューしているところ食べたいやん。なんで待つの?」ヨメに言っているのか、独り言なのか、もはや訳が分からない精神状態になってきました。

▲指示通り、休憩させます。

でもここはスマート家電様の言う通りにするのさ。そして、アプリから「完成でーす!」の合図が出ました。

実食

事前に作っておいた蒸し野菜を添えて、「完成ぇー!」やりました、やりましたよ!我ながら上手くできたよ。さあ、実食です。ドキドキしながら、お肉をカットすると、「ん?」「あれ?」「中が赤くないぞ!レアじゃない!」「なんでやー!?」しっかり火が入ってしまったようです。。。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン 

▲ミディアムレア?ウェルダン? えー!?

気を取り直して、食べてみると、「おお!肉の味が濃くて、甘い」本当に美味いんですよ。確かにちょっと堅さとぱさつき感はありましたが、肉の旨味が別格です。さすが我が社イチオシの短角牛です。

▲料理中の香りにやられ腹ペコMAX。2分で完食。うますぎますー。

感想

最初から超高級肉を使ってしまった無謀さとビビりもありましたが、そこは素材の持っている肉本質の旨さとスマートキッチン家電のおかげで、美味しくステーキをいただくことができました。まずは70点とちょっと甘めの自己採点にしておきます。

今回学んだことは、肉の厚さ入力は厳密にしなければいけなかったのかもしれません。この器具はインチ単位がベースなので、センチ表示に転換しているようで、例えば「31mm」などの中途半端な端数で表示されるため、ちょっと厚めに設定してしまったのが焼きすぎの原因だったかもしれません。

▲付属のゲージで肉の厚みを図り、アプリに入力。ここは慎重に、厳密にしなくてはいけなったのが反省点です。

また、レシピ選択もひょっとすると「ヒレステーキ」を選択しても良かったかも。この辺りは、やはり使う人の知識も必要なんでしょうね。なんでもかんでも全自動ではなく、調べて、知って、楽しむ。これが料理の楽しさでもあるのだと気づき始めました。でも自分で火加減を見ながらの料理は難しかったと思うので、この器具の便利さも実感しました。これは便利で料理を面白くしてくれそうです。

どんどん料理に目覚めてきましたよ!今度は何に挑戦するか、またアプリを見て決めたいと思います。