透き通る白さにうっとり、山梨県産「白美人」

桃が美味しい季節に入りましたね。

店頭では、様々な種類の桃が並び始めています。桃のやさしい色合いと、漂うほのかな甘い香りに癒される方も多いのではないでしょうか?

山梨県は、日本最大の桃の生産量を誇っています。
山梨県産の桃は多くの種類がありますが、透き通る白さに思わず見とれてしまう、その名の通り「白美人」といわれる桃についてご紹介します。

白美人は、どうしてこんなにも白いのでしょうか?
美白を保つためのヒミツがあるのでしょうか?
そして気になるお味は?
白美人の魅力に迫ります!

 

「白美人」は、どんな特徴があるの?


白美人は桃の品種名ではありません。山梨県で生産されている桃の商品名なのです。
桃全体が真っ白で、見た目が美しいので名付けられたのだと推測できます。

桃に袋を掛けて日光を遮断する、袋掛け栽培によって白い状態を保つことができます。袋掛けすることで外気や害虫の悪影響から守られるのでしょうか、果実表面の状態がとても良いことに驚きました。
贈り物に選んでも、喜ばれそうな逸品ですね。

 

白美人を実際に手に取ってみました!


桃が出回り始めたこの時期に、運良く状態の良い物を入手できました。

他の桃と比べて、やや大玉で重量感があります。果肉がぎっしり詰まっている感じが、軽く持ってみるだけでもよくわかりますね。表面の色は限りなく白に近い、明るめの淡いクリーム色をしています。
白美人は、そこまで香りを強く感じませんでした。果実を手に取り、直接匂いを確かめてみると、柔らかさのある甘い香りが確認できました。食欲をそそる、とても良い香りです。
皮を剥いて切ると、より一層甘い香りを楽しむことができます。

 

白美人の内部に迫る!


皮が薄いため手で剥くことができませんでしたので、ナイフを使用しました。
果肉は皮よりもさらに淡い色合いで、締りと少し弾力性がありました。少し力を入れても果肉がさほど潰れることはありませんでした。

白美人は見た目からして、白桃の一種ではないかと思いますよね。
ですが、どの品種から派生したのか情報源が無く、白桃だと断言できないのです。
また、主な出荷元などの情報も現時点では公開されていないので、謎が多い桃であるともいえます。

 


果肉に細かい筋がないので、綺麗に切り目をつけることができました。
中央の種の部分に近づくにつれ、赤みが濃くなっていきます。淡色と濃色のツートンカラーは、見た目も面白いですね。写真を撮る時に撮影方法を工夫すれば、インスタ映えする1枚ができるかもしれません。

 

白美人を食べてみました


弾力性のある果肉はとても切りやすく、食べやすいサイズの角切りが完成しました。
果実自体が大きいので、食べる部分が多いのが嬉しいですね。
肉質が緻密で、食べ応えのある食感でした。果汁が豊富で、噛みしめるたびに上品な甘みを感じることができます。

甘みが強いのですが、食べ終わった後にのどの渇きを感じないような、気持ちの良い甘さです。
果汁(水分)が多いので、暑い日でも気軽につまむことができます。とてもジューシーな食感の白美人は、万人に好まれる味ではないでしょうか?

種の周辺の部分は、少し酸味を感じますが食べにくさを感じる程ではありません。全体的に、甘みが多い桃だと思います。一度食べたら、やみつきになってしまう味ですね!

 

購入後、約5日置いた白美人を切ってみました。

2個1パック入りで購入しました白美人。
先述のレポートは、購入後すぐに1個目の白美人をカット、および試食しての感想でした。
2個目を約5日置いてみたら、どのような変化があるのでしょうか?結果をご紹介します。

桃を冷蔵庫で保存する際は、ビニール袋に桃を入れて、口を縛って密封することで鮮度が損なわれず、外観も綺麗な状態を保つことができます。筆者はこの保存方法を店頭のPOPで初めて知りまして、早速実践したところ、良い保存状態を保つことができました。
桃を購入してすぐに食べない場合に、この保存方法をおすすめします。

外観、果肉の質に変化は見られませんでした。
皮剥きの際に、1個目は手で皮を剥くことが難しく感じましたが、2個目は皮剥きがしやすくなったと思いました。桃の上部にナイフで少し切り目を入れて、縦方向にまっすぐ皮剥きができました。

味については、少し時間を置いたことにより、甘みが増したように感じました。
果肉の緻密さや弾力性、色などに変わりはありませんでした。

桃は、購入後少し時間を置くことによって食べやすくなりますが、食べ頃を逃してしまわないように気を付けてくださいね。

 

まとめ

袋掛け栽培で丁寧に育てられた、純白の桃の産地として有名なのは岡山県ですが、山梨県の「白美人」も、希少な純白の桃としてブランド名が知れ渡ろうとしています。
8月下旬までが食べ頃となっていますので、ぜひ、この上品な甘さを味わってみてくださいね。

■豊洲市場の桃|お取り寄せ・通販は、こちらから