「あ、懐かしい!」と思うはず。昔ながらの味わいを楽しめる、片山温州みかん。

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こんにちは、築地市場ドットコムのTwitterの中の人です。

1月の第3週から4週にかけて、マルシェで販売する目玉商品の片山温州みかんについてご紹介します。

片山温州(かたやまうんしゅう)みかんは、みかんが美味しい名産地のひとつ、静岡県浜松市の丸浜地区で育てられています。もともとは昭和30年頃に徳島県で発見された「枝変わり」の品種とされています。静岡県ではごく一部の地域でしか栽培されておらず、そのほとんどが丸浜産なんだとか。平成24年度「しずおか食セレクション」に認定された名産品なんです!

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静岡県のみかんと言えば、三ヶ日みかんや寿太郎みかん、とびあみかんなどがありますが、この丸浜の片山温州みかんだって負けていません…! 青島温州みかんよりもやや小ぶりなサイズで、皮が薄く剥きやすいという特徴があります。そして、気になるお味はと言うと…。糖度が高く、濃厚な果汁が楽しめますが後味は割とスッキリ!\(^o^)/
品種改良が繰り返され、高糖度&濃厚な甘さがギュッ!と凝縮された昨今のみかんと比べると、「あ、なんだか懐かしい味…」と思って頂けるのでは?と思います。

40年以上もの時間をみかんづくりに費やして来た「みかんの匠」

今回、私達がお取扱いする片山温州みかんは、丸浜地区で代々農家を営んでいる鈴木孝志さんが育てるみかんです。鈴木さんは23歳でみかん栽培を開始、独自の栽培方法で試行錯誤を繰り返し、実に40年以上もの時間をみかんづくりに費やして来た「みかんの匠」と呼ばれる方なのです。
あえて育てるのが難しい品種や栽培方法に挑む鈴木さん。特に接木の技術や剪定技術は素晴らしく、同業者の方も一目を置くほど。

鈴木さんは栄養をたっぷりと吸わせて、「みかんらしいみかん」を作り上げます。みかん畑をのぞかせて頂きましたが、あちこちの枝にみかんがたわわに実ってました!でも、なんか不思議というか違和感というか…。そうなんです。鈴木さんの接木の腕前により、「下半分が早生種、上半分が普通種」というみかんの樹が植えられていたのでした。
この樹で時期をずらして2回収穫が出来るんだとか…。
(※写真は違う樹の写真です)

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また、別のみかんの樹の前では「ここにあった枝をバッサリと切り落としたんだよね~」とも。枝はただ切ればよいと言うわけではありません。鈴木さんは風通し、日当たり栄養の流れ、そんな事を考えながら大胆に、かつ繊細に仕立てていくのです。

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丸浜地区は富士山の火山灰が堆積した天然の赤土土壌。鉄分など様々なミネラルを含んだ土壌から、みかんはたくさんの栄養素を吸い上げ実に凝縮します。これらの栄養素により、味覚が刺激され深いコクを感じる片山温州みかんが生まれるのです。

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片山温州みかんは日持ちがするので、通常、貯蔵して熟成させてから出荷されます。つまり、年明け出荷メインのみかんなんですね。今回はマルシェ店長である八下田(やげた)が、酸味と甘みのバランスがよく、今一番美味しいみかんとして片山温州みかん(※今回は小玉サイズです)を仕入れて来ましたー!

昔懐かしい素朴な味わいは、特に年配の方には「あ、なんだか懐かしい」と思って頂ける、そんなみかんだと思います。2週間のみの限定販売となりますので、この機会に是非片山温州みかんをお楽しみくださーい!\(^o^)/

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