日本初!人工栽培されたキヌガサタケを青山ファーマーズマーケットで買ってきました

高級食材として知られるキヌガサタケ


こんにちは、築地市場ドットコムのTwitterの中の人です。
先日ニュースを見ていたら日本で初めてキヌガサタケの人工栽培に成功したという話題を取り扱っていました。キヌガサタケ自体、そもそも高級食材として知られているので存在は知ってましたが中の人は食べた事がありません。同僚のきのこマニアにこの話をしたところ、「絶対食べたい!」というので日曜日に青山ファーマーズマーケットへ行って来ました~。


キヌガサタケの人工栽培に成功したのは岐阜県のキノコメーカー、ハルカインターナショナルさんです。ブースにお邪魔すると、きのこがズラリ!


キヌガサタケだけではなく、キクラゲも販売されていたのですが、なんとオーガニック!なんでもハルカインターナショナルさんは、日本で唯一の有機JASキノコの生産技術を持つキノコメーカーなんだそうで、この日はキヌガサタケ、黒&白の生のキクラゲを販売されていました。

 

キノコの女王、キヌガサタケって?


そしてそして…中の人のお目当てはこちらのキヌガサタケです。主に中華料理の食材として用いられる事が多いんですが、国内の場合はキヌガサタケの乾燥品を水で戻し利用しています。アジアや北アメリカなどではワサワサ生えているそうですが日本国内ではそんなに生えていないんだそうです。


ニュース映像ではニョキニョキと生えてくるところを見たんですが、収穫されてからはとても足が早いので、出来るだけはやめに食べる事をオススメしますとの事。


キヌガサタケを食べるのは初めてなので、ハルカインターナショナルさんに食べ方などを聞いてきました。
「基本的にフレッシュなまま食べる事は出来ますが、沸騰したお湯でサッと15秒ほど湯通しをしたあと、ポン酢やゴマダレなどお好みの味つけで食べてみて下さい。このレースの網のような部分は食べる事はできますが、中華料理屋さんなどでは飾りとして使われる事が多いですね。」


キヌガサタケはどうやらこちらの軸の部分がメインの可食部となっているようです。なんと言えばいいのか…ふわふわとしているうまい棒のような、編み目のあるちくわのような感じ!弾力があり、まるでスポンジのようなんです。中が空洞になっている為、この部分に具材を詰めても美味しいんだそう。スポンジっぽい質感なので、美味しい出汁やスープをしっかりと吸収してくれます。
キヌガサタケについては、食文化の2つ星シェフ・東浦が美味しく調理をしてくれたので、そちらの記事をぜひご覧ください。

超希少!生のキヌガサタケの記事はこちら

 

オーガニックなキクラゲも美味


オーガニック栽培されたキクラゲもせっかくなので頂いてきました。特に白きくらげは本当に珍しく、なかなか量産は出来ないのですがハルカインターナショナルさんでは様々な栽培方法を試した結果、安定した出荷量を確保できるようになったそうなんです。すごいな…。


こちらは黒きくらげ。中にはこんな風に、手のひらいっぱいの巨大サイズも入っていました。


個人的に味や香りはやはり黒きくらげのほうが若干勝っているかな…と思いましたが、白きくらげの可愛いらしい見た目も捨てがたいですね。飾り付けに使えそう。


中の人は野菜や海老と一緒に、シンプルに炒め物にしてみました。じっくりと加熱しなくても、サッと軽く火を通す程度で大丈夫だと思います。箸でキクラゲを持ち上げると、ぷるんぷるんと揺れて弾力がある事がわかります。でも、口の中に入れるとしっかりとしたコリコリ食感!とっても力強いんです。そして、キヌガサタケもキクラゲも香りがとにかく良かった。味そのものを楽しむというよりも、食感や香りを楽しませてくれるキノコなんだなあ、と思いました。

 

乾燥シイタケからもいい香りと出汁が出ます


キノコをお買い物したら「良かったらコレも試しに使ってみてー」と、乾燥シイタケを少しおまけして下さいました\(^o^)/
マルシェ店頭でもお買い得価格で販売されていた乾燥シイタケですが、無選別だけど有機JASですっごく濃い香りがして存在感がハンパなかったんです。この乾燥シイタケは水に浸けておくと、とてもよい出汁が出るんだそう。中の人はまだ試してないのですが、今から楽しみにしております。

いつかハルカインターナショナルさんにお邪魔して、キヌガサタケがニョキニョキと生えてくるところを見たい…!

ハルカインターナショナル(公式HP
ハルカインターナショナル(公式Twitter