食文化スタッフの植竹です!
メールマガジンでもご案内している通り、今週の豊洲市場は岩手県から松茸が大量に入荷しています。
国産松茸を食べるなら今のうちにご検討ください。
めずらしい双子の松茸を発見
そんな中、仲卸の店頭でめずらしい双子の松茸を見つけました!
たまに入荷することもあるようですが、実際に見るのは初めてです。
見た目が双子であること以外は何ら変わりなく、
1対で146gもある立派な松茸で香りも申し分ありません。
このめずらしい双子松茸を使って、
松茸ごはんと焼き松茸を作るぞ!と気合が入ります。
松茸を下拵えして土鍋で炊く
松茸は石づきを包丁で切り落として、
表面の汚れを濡れたキッチンペーパーで優しくふき取り、
半分を土鍋ご飯用、残り半分を焼き松茸用にします。
ご飯用に松茸は手で割いて食べやすい大きさに切り分けて下拵えをします。
米を研いで土鍋に入れて、
一番出汁と日本酒と醤油とひとつまみの塩を加えて、
松茸を入れて土鍋でご飯を炊きます。
生の松茸を仕上げに乗せる
ここで神楽坂の有名な懐石料理屋さんが、
薄くスライスした松茸を炊いたご飯に後乗せしていたことを思い出し、
少しだけ仕上げ用に松茸を残しておきました。
15分後、土鍋でご飯が炊きあがったら、
仕上げ用の生松茸を散らしてフタをして蒸らします。
この時点で松茸の香りが部屋中に充満していて幸せです。
柚子をすりおろして松茸ごはんの完成
砥部焼のお茶碗に松茸ご飯を盛り付けて、
最後に柚子の皮のすりおろしを添えて完成。
焼き松茸はシャクッとした食感と香りがいい
残り半分の松茸はグリルで焼いて、塩と柑橘のしぼり汁(今回は柚子)を絞って食べました。
シャクッシャクッとした歯切れのいい食感と松茸の香りを存分に堪能しました。
国産松茸のシーズンは短いです。
ぜひ、秋の味覚を楽しんでいただきたいです。