今年の作柄 こみつの圃場に行ってきました。

収穫2週間前にしてこのたっぷりの蜜。

写真は10月25日に産地 青森県弘前市石川 で撮影したこみつです。

果肉にじわっと広がる蜜は、薄い輪切りしたら透けるほど。

蜜由来の香りと甘い果肉。

ジューシーで鮮烈な美味しさでした。

はやく皆様にお届けしたいです。

青果担当 鈴木愛理です。

先日、こみつの圃場に行ってまいりました。

圃場に行くと必ず行う「蜜入りチェック」

こみつを光にかざすと透過具合で蜜入りがわかります。

(これはわかりやすくカットしていますが)光が透けています。

こみつがお手元に届いたら是非お家で試してみてください。

切る前に蜜入り具合が分かる?目利きポイントです。

工藤敦さんの圃場では

今年もたわわに実をつけている!そう、嬉しく感じたのですが、

よく見ると一番上のこみつの果皮に黒い斑点が見えます。

実はひとつ、心配な状況があります。

「特選品率が少ないかもしれない」

最上位ランクの特選品(緑箱)基準をクリアできるものが少ないかもしれない、

というのです。

それはおろか、訳あり秀A品(白箱)にも入れられないだろう

こみつが散見されました。

黒い斑点(スス病)がりんごにポツンとつき、

そこからどんどん広がり、

最終的には軟化して下図のようになってしまうというのです。

8月の初旬にあった記録的な大雨で

防除や作業ができない時期があったことが影響しているようです。

昨年も同じ圃場へ伺った私の感覚では被害果は3倍近いと感じます。

必ず、2-3玉は斑点のあるこみつが目に入ってくるような状況でした。

工藤敦さんはそれらを一つ一つ落としている、といいます。

事前に市場で聞いたこみつの情報・今年の作柄は「平年並み」でしたが、

実際に産地へ行くとそのなかにも様々な現状があります。

こみつ部会のメンバーは現在、81名。

同じようにこみつを育てていても、山間から平地まで気候条件も少しずつ異なります。

今年は蜜入りがいい、早く収穫ができそう、と話す方もいれば

まだまだ(冷え込みが足りない)もう少しかかる、と話す方もいます。

一部の情報だけでは判断はできません。

販売担当として、産地に足を運び続ける大切さを再認識しました。

もしかしたら、少々品薄になってしまうかもしれない「特選品」

今年も大事に販売して参ります。どうぞご予約してお待ちください。