熊本県南フードバレー日記 vol.3  凄いソーセージと餃子を作る編

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お腹もいっぱいになり、次は、せんい生活さんの「きくらげ」を視察。

人吉市のきくらげは日本一の生産量だそうだ。
私は、その理由は、人吉ラーメンなど熊本のラーメンには、きくらげを入れるからだと、勝手に思っている。きくらげに幼少期より馴染みがある県、いわばソウルフードなのが熊本県南地域なのであり、どんな時にもきくらげが欠かせないのである!(根拠なし)

きくらげは収獲後、生で流通するものと、乾燥して流通するものとに分けられる。
乾燥を戻して使うのも良いが、生のプリプリ感は凄いから、できれば生で味わっていただきたい。小さいが石づきもちゃんとあるので、それも綺麗に取り分ける。

中心にいるのがせんい生活の米田社長。きくらげに対する情熱が凄い。
きくらげは餃子にもソーセージも相性が良さそうだと思う。ハヤリさん来々軒さんの反応も良かった。

本日最後の視察場所、水の子の蓮根!


この蓮根は「大和種」と呼ばれる古来から作られているものだそうで、今ではほとんど作っている人がいないらしい。普段我々が食べている蓮根は明治期に中国から来たもので、これとは食感が少し違う。大和種はねっとりしている。


これは蓮根の茎、穴が蓮根!
ちなみに我々が食べている蓮根は「地下茎」であって、「根」ではない。根はまた別にひょろひょろとしたものがある。
大和種の蓮根は今の主流の品種と比べると細いのだが、このサイズだと、「辛子蓮根」の蓮根と辛子味噌のバランスがちょうど良くなるのだそうだ。あまりに太いとそれはちょっとバランスが悪いと感じるらしい。今度比べてみようかな。

さて、全然蓮根とは関係ないですが、こちらは何でしょう?

正解は、タニシの卵!ピンク!!
いやー、自然て凄いなぁ、なんてこんな色になってしまったのだろう。

蓮根は横に横に伸びていくのだが、その端っこは凄く小さい蓮根になってしまう。この部分は野菜としては売り物にならないのだが、粉末にして健康食品として流通している。端っこだから栄養価も高く、健康を考えるならこれが一番だそうだ。

午前中のあさぎり農園といい、「粉末の野菜」というのにも可能性を感じた。スパイスは粉末多いですし。栄養価と味に深みを与えるものとして、粉末野菜の利用を考えてみよう。


辺りはすっかり暗くなり、1日目が終わる。集合写真もパターンも色々考えないとなーなどと思う。中心が上村社長と会長。

つづく