幻のキノコ「ハナビラタケ(ホホホタケ)」の秘密を探る旅(3/3)│第3回 実食

第3回「実食」

-幻のキノコ「ハナビラタケ(ホホホタケ)」の秘密を探る旅-

「ハンバーガーにキノコ味?」

到着したお店は、島田駅近郊にある「TRENTE-TROIS CAFÉ(トラント-トロワカフェ)」さんです。

驚いたことにこのカフェは、ハンバーガー&カフェとのこと。「んっ!?ハンバーガーとキノコ?」また変なことになりそうな予感です。

オーナーの原田さんは東京の飲食店で修業された後、地元の島田に戻って、このカフェを始めたそうです。ハーレーが好きなイケメンオーナーさんです。学生時代はモテモテだったとか(笑)

▲TRENTE-TROIS CAFÉオーナーの原田さん

オススメのチェダーチーズ入りハンバーガーが到着。

お肉の茶色に、白いハナビラタケ。コントラストがきれいで、まるで白いレタスが挟んであるような見た目です。ほお、これは華やかな色合いですな。

では、早速実食です。

「なるほど、肉やバンズの味を邪魔せず、それぞれ異なる食感が楽しめて、全体に味の深みが出る。」これはおいしい!

――どうして、ハンバーガーにハナビラタケを使おうと思ったのですか?

原田さん:食感に変化を与えたかったのです。肉もバンズも柔らかい食感。アクセントにレタスなどのパリパリとした食感を加えるのが一般的ですが、さらに違う食感を加えたかったのです。見た目の白色も個性的になります。葉先がソースと良く絡むので、予想以上にハンバーガーに合いました。ハナビラタケは主役になる食材ではないけど、名脇役として、ハンバーガー全体の味を引き立ててくれています。

「ハナビラタケってどんな味?」

葉と茎の両方とも食べられますが、それぞれに特長があります。

葉は象徴的な見た目で、コリコリとした食感です。きくらげの食感に近いでしょうか、でも身の旨味はキノコです。先のヒダヒダ部分は調味料が絡みつきやすいので、少量の味付けでおいしく食べられます。甘みのある旨味が一番のおいしいさです。

茎の部分は、葉に比べるとちょっと固めの食感ですが、旨味が溜まっているので、この部分を好んで食べるマニアックな人も多いそうです。

「こんな食べ方がオススメ」

バターで炒めて、ソテーにするのがテッパンのおいしさ。香ばしさと甘みと醤油の塩味がシンプルにマッチして最高です。素材が良いものはシンプルな調理が一番!

言わずもがな、鍋は間違いなくおいしいです。甘みのある旨味成分のおかげで、汁が惜しくなるので、鍋の〆の雑炊が楽しみになります。

簡単手間いらずなオススメ方法が、器に適量を入れて、電子レンジで簡単チン。水分の天然出汁が出ますので、それと一緒にハナビラタケごとお味噌汁に入れてください。旨味が増してワンランクアップします。もちろん具材の一品になります。

さらにさらに簡単レシピがインスタントお味噌汁に入れみてください。インスタントとは思えないくらいびっくりするおいしいお味噌汁に早変わりします。ぜひお試しください。

ハナビラタケ(ホホホタケ)入り味噌汁

「有名な飲食店でも採用されています」

大井川電機製作所さんの「ホホホタケ」ブランドのハナビラタケは他社品より評判が良く、浅草今半さん、ホテル椿山荘東京さんでも定番として採用されているそうです。

地元静岡では、人気の元公邸料理人の飲食店でも採用が決まり、どんどんホホホタケファンが増えているそうです。

島田の道の駅「KADODE OOIGAWA」さんでも絶賛発売中です!

文:小河原 英二 撮影:西川 純平 

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