食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。
7月8日(土)今朝の豊洲市場
長万部の黒ホッキ貝
貝毒の影響でなかなか入荷が無かった「長万部のホッキ貝」が入荷していました!と、いってもスポット的でわずかな量。見つけたのも残り1粒の状況でした。
ホッキ貝の中でも殻の黒い 通称「黒ホッキ」です。通常のものよりも殻が黒いだけでなく、身の色も濃く肉厚で旨味が強いのです。指定買いする料理人も少なくないのだとか。
この黒ホッキが獲れるのは、長万部町に面している噴火湾海域。海水の透明度が低く、栄養分の素となるプランクトンがたくさんいる栄養豊かな場所です。ホッキ貝だけでなく、毛ガニやマグロも集まります。
磯の香がを堪能するなら生で、甘みを堪能するなら、火を通しすぎない程度に湯通しがおすすめです。
深浦マグロ
青森の本まぐろと言えば、「大間まぐろ」が有名すよね。しかし実は水揚げ量を見ると、県内の約半分が日本海側の深浦地区で漁獲されているのです。青森県最西端に位置する深浦町は、世界遺産白神山地の麓にある自然豊かな町です。
本日の「深浦まぐろ」は、魚体100kgサイズ。この時期のまぐろとしては、よく脂が乗っており、赤身もしっとりとした感じ。色も鮮やかでとっても状態が良いです。兼ねてより味の良さにも定評がある「深浦まぐろ」、是非食べてみたいものです。
黒バイ貝
よく見ると、貝の個体によって異なる斑紋がなかなか美しいな。
旨煮にすれば、お酒が進みます。エスカルゴのようにバターや香草とも相性が抜群です。
食文化スタッフの田中がアヒージョにしていました。とってもおいしそう!こりゃワインだ。
馬込半白胡瓜
「馬込半白胡瓜」は昔々、現在の東京都大田区にあたる馬込町あたりで盛んに作られていた江戸東京野菜のきゅうりです。胡瓜と瓜を掛け合わせて改良したものなのだそう。
一般的なきゅうりより、パリっとした食感が強く、塩揉みしてもパリパリ感がしっかり残りますよ~。
タガのひとり言「ズッキーニのサラダ」
スライサーで輪切り上にどんどんスライスして一度塩もみ。ちょっと時間を置いたら水気をギュッと絞って円を描く様に重ねます。塩、ピンクペッパー、パルミジャーノチーズ、オリーブオイルをかけて完成です。シンプルで美味。