タガの豊洲市場日記:殻ウニ、白焼きウナギ、メヌケ、へべす 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

目次

    7月29日(土)今朝の豊洲市場

    殻ウニ

    殻ウニ

    仲卸 藤田の社長が「これ見な」と、出してきた発泡スチロールを開けると、綺麗に並んでいました。
    北海道から入荷した活の殻ウニを、今朝、社長自ら100個以上殻をあけて掃除したそうです。細かい作業は苦にならないタイプとのことです。手を動かしながらも、変わらず接客してたのだろうと思うと凄い。

    白焼きウナギ

    白焼きウナギ

    明日7/30は土用の丑の日ですね。皆さまウナギの準備はバッチリでしょうか?市場には活もいますし、製品も並んでいます。丑の日前に関しては、普段ウナギを取り扱わない仲卸の店頭にも並びます。
    今日の山治の店頭には、写真の「白焼きうなぎ」が積まれていました。沼津から焼き上げを直送しています。

    各仲卸の店頭に、ウナギが目立つように並ぶのは今日までかな~。

    船上活〆メヌケ

    船上活〆メヌケ

    たまに見かける高級魚「メヌケ」が山治に並んでいました。知床羅臼沖で水揚げ、船上で活け〆されて入荷した品質抜群のもの見事な赤い魚体の深海魚です。しっかり目も飛び出てるな。深海からの水圧差で目が抜け、転じてメヌケだそうです。ほんまか。。

    前回にも一度紹介しましたが、食べ方は身は煮つけ、頭は酒蒸しがおすすめです。
    ちなみに、煮付けの残り汁で豆腐や野菜を煮込めば、素晴らしく良い味がでるのです。
    是非、調味料もとっておきのものを用意して、メヌケ料理を楽しんでほしいです。

    ▲前回「メヌケ」紹介した記事はこちら

    へべす

    へべす

    「へべす」は宮崎県特産の香酸柑橘で、柚子やスダチ、カボス、、シークヮーサーなどの仲間です。
    名前の由来は、江戸の末期、宮崎県日向生まれの長曽我部平兵衛さんという方が、近くの山で香のよい木酢を発見し、自宅の庭先で栽培されたことに由来して、平兵衛さんの名前から「平兵衛酢(へべす)」と名づけられたそうです。漢字で見ると面白いですよね。正直柑橘とは思わず、人物像の方が先に浮かびます。

    用途としては、想像の通り!サワーや、お造り、焼き物、揚げ物など夏には重宝します!最近価格が高騰しているかぼすの代わりに、うまく取り入れていきたいですよね!
    見かけたら是非。思いのほか、酸味はまろやかですよ~。

    タガのひとり言「BRITAのボトル型浄水器」

    水道水でも安心して、おいしく飲める水筒を購入しました。
    実家に住んでいたころはすぐ隣に浄水場があったためか、あまり気にしていなかったのですが、ひとり暮らしをはじめてから急に気になり、蛇口に浄水器を取り付けたり、箱で水や炭酸水をまとめ買いしています。
    出先でも手軽に~と思った矢先、知ったBRITA(ブリタ)ボトル型浄水器。
    軽いし、フィルターを交換すれば使い続けられるので、良さそうです。洗いやすいのも嬉しい。