タガの豊洲市場日記:首折れサバ(ごま鯖)、真いわし、新イカ、新銀杏 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

目次

    7月27日(木)今朝の豊洲市場

    首折れサバ(ごま鯖)

    首折れサバ(ごま鯖)

    抜群の鮮度。そして立派!和歌山県から首折れのごま鯖が入荷しています!
    どうやって食べるか迷ってしまいますね。軽く酢で〆て刺身で、じっくりと火にかけて味噌煮などもいいですね。

    真いわし

    真いわし

    鳥取県境港水揚げの「真いわし」も脂乗り抜群!5kgの箱に38~40尾と、大きめサイズが入荷しています!
    いわゆる“梅雨いわし”ではないですが、間違いなく価値があります。

    手開きしてお刺身に、ひと手間加えて蒲焼きやフライも良いですし、サバ同様、柔らかくなるまで煮付けて骨ごといただくのも良いですね~。無性に食べたくなってきました。

    新イカ

    新イカ

    本日入荷のスミイカの赤ちゃん「新イカ」は30g位で、まだまだ2枚で一貫サイズ。
    とはいっても、初荷を迎えた先週時点は小さすぎて、ようやくそれなりの大きさに。といった感じです。
    初荷の産地は熊本でしたが、本日は鹿児島県出水より入荷です。

    ▲初荷時の「新イカ」はこちら

    新銀杏

    新銀杏

    早くも新物の「銀杏」が入荷してます。秋のイメージが強い銀杏ですが、新銀杏は旬より前、7~8月のわずかな期間にしか出回らない食材です。
    木から落ちた物を収穫する銀杏とは違い、木になっている状態で収穫します。

    鮮やかな翡翠色をしており、においも気になりません。水分が多く、火を通すとホクホクもちもちとした食感を楽しめます。ついつい食べ過ぎちゃうそうになるけど、銀杏の食べ過ぎには要注意です

    タガの食べ歩き「新感覚のタコス、メキシコ料理を食べに」

    タコスでつくる地球
    タコスゴベルナドール

    先日は本場のタコスを食べに、という投稿をしましたが、今回は新感覚のタコス、メキシコ料理を食べに行ってきました。銀座にある「ETHICA(エシカ)」という昨年オープンしたレストランです。

    伝統的なメキシコ料理をアレンジしたメニュー内容は、経産牛や放牧豚などエシカルな食材、ソイミートやプラントベースといったサスティナブな食材、通常は廃棄されてしまう規格外野菜などを使用しています。
    内装にも廃材を利用しているとのことで、食事だけでなく空間にもこだわり抜いています。抜かりない。

    写真右はアミューズ、その名も「地球」。なんと、タコスの生地を丸めて焼き、地球に見立てた一皿です。手でつまんで食べると確かにタコス。

    写真右はエビとチーズが入ったタコス「タコスゴベルナドール」。ゴベルナドールとは知事という意味で、シナロア州の州知事のために作ったタコスがおいしくて人気になり、メキシコ全土に広がったとされている、のだとか。

    写真はタコスに絞りましたが、一皿一皿が記憶に残る独創的なものでした。食体験のかたちって色々あって楽しいと心の底から思います。

    ▲タガの食べ歩き「本場のタコスを食べに」