タガの豊洲市場日記:シマアジ、オコゼ、 他打木赤皮甘栗かぼちゃ 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

目次

    6月13日(火)今朝の豊洲市場

    シマアジ

    シマアジ

    アジの中でも、丸みがあり黄色い横線が走る「シマアジ」です。鮮度が良く、黄色い線もくっきりと浮かびあがっています。本日見つけたのは1kg越え程度。パンパンで立派ですが、実は10kgを越えるのも現れるのだとか。極々稀ですが、そんな10kg越えの「シマアジ」は「オオカミ」とも呼ばれるそうですよ。
    食べるなら、銀色の皮目を残して握る寿司、いいですね。ただ、それだけではありません。加熱する食べ方でも身が崩れにくいため、煮付けや焼きでも楽しめます。
    …そうはいってもやはり、刺身か寿司かしら。

    赤貝3産地

    赤貝3産地

    赤貝の産地が3つ揃っていました。上から中国、渡波、閖上です。

    ▲閖上赤貝について
    ▲渡波赤貝について

    オコゼ

    オコゼ

    新潟県産の「オコゼ」です。漢字で「虎魚」と書き、夏の季語として使われています。夏の季語、ということもあり、今がおいしい時期です。(長崎では冬がおいしいといわれている?)
    こんな面構えは名前の由来になるほどインパクトが強いのですが、どうやら幼いころはかわいい顔をしているらしい。
    綺麗な白身で、身は刺身、骨は唐揚げで食べられることが一般的です。

    打木赤皮甘栗かぼちゃ

    打木赤皮甘栗かぼちゃ

    石川県より「打木赤皮甘栗かぼちゃ」が入荷していました。加賀野菜のひとつです。
    皮が薄いため、皮まで食べられますし、切りやすいのも嬉しいポイント。というのに、煮崩れしにくく煮物や天ぷらやスープに大抜擢です。
    もちろん、スイーツにもいいですね。「打木赤皮甘栗かぼちゃ」を使って、プリンを作ってみようかしら!

    タガのひとり言「対馬の穴子」

    長崎県対馬で獲れた「穴子」を販売しようと準備をしています!対馬暖流と大陸沿岸水が交錯し岩礁も多い海域は、エサとなるイカやイワシ、甲殻類が豊富。脂乗りのいい金色の穴子が獲れる好漁場として知られているんです。
    豊洲市場の仲卸、山治には穴子を捌く職人がいて、会話をしながらでも10秒も経たぬうちに、1尾捌いちゃうくらいの早、職人わざを日々繰り広げています。そして私は通るたびに見入ってしまう。

    対馬の穴子は今が脂の乗った良い季節!火を通しても身がふっくらとしていてます。ぎりぎりまで大きさや入荷状況が読めないのですが、連携して進めていきます!