桜鯛と特大あさりのアクアパッツァ【鮮魚ウィーク企画の裏側】

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡っています。連載コラム「タガの豊洲市場日記」も、是非ご覧ください!

目次

    はじめに、鮮魚ウィーク企画について

    今月から、毎月第3週を「鮮魚ウィーク」と題して、魚河岸から旬の味覚を取り入れた特別商品やお得な企画を日替わりでお届けします!

    私は4月から水産担当となりました。コラム「タガの豊洲市場日記」で日々お届している通り、毎朝仲卸を回るなかで、豊洲市場に入荷する鮮魚の魅力を目の当たりにしています。


    「鮮魚ウィーク」は、皆さまにもそんな魅力を体感していただきたいと思い、きっかけ作りとして企画しました。


    初日の今日、17日(月)にご案内する企画は、旬の食材を取り入れた料理セットです。

    今回は、春に旬を迎える「桜鯛(天然真鯛)」「特大あさり」など、豊洲市場に入荷する新鮮な食材で「アクアパッツァセット」をご用意しました!

    このコラムでは、セット内容や作り方について簡単に紹介します!

    桜鯛と特大あさりのアクアパッツァ

    内容

    桜鯛(天然真鯛) 約700g 茨城・愛知県産他
    アクアパッツァに美味しい魚種は、キンメダイ、オナガダイなども挙げられますが、今回の魚は旬の桜鯛を選びました。さらに天然に限定しています!産地で〆て豊洲市場に入荷するため鮮度は抜群です!
    1尾700g前後ですので、26~30cmのフライパンがあれば十分です!頭側と尾側で2等分しても問題ありません。

    うれしいポイント

    鱗取り&内臓処理済みで便利!

    特大あさり 約300g 愛知県産
    そもそも春は、貝が産卵直前で栄養を最も蓄えている時期です。今回は一般的な大きさの倍近くある立派なあさりを選びました!
    現地では貝を入れないことも多いのですが、海水に代わる磯の香りが加わります。濃厚な旨味と出汁により、アクアパッツァのスープが一層豊かになりますよ~。

    うれしいポイント

    砂抜き済みで時短!ですが、時間のある方は念入りに砂抜きした方がより良いです!

    さらに、アクアパッツァには欠かせないトマトとパセリを仲卸にチョイスしてもらいました!

    ミニトマト 約200g 千葉県産
    コクのある味わいだけでなく、彩りを添えてくれるので欠かせませんね!フレッシュのままでも十分おいしいですが、オーブンでセミドライにしてから使う方も多いようです。旨味・甘味・酸味を凝縮させることで、アクアパッツァの味がさらに引き立ちます。

    イタリアンパセリ 約15g 愛知県産
    ご自身で材料を集めようとすると買い忘れたりしそうですが、いやいやいや、必要不可欠の存在です。アクアパッツァに彩りと香りのアクセントを加えます。私はたっぷりのせたい派です。

    作り方

    や~ここのところ、アクアパッツァ日高シェフのYouTubeを観たり、雑誌を読んだぞ。と、いうことで、簡単に手順をお伝えします!

    1.料理ばさみで鯛の尾やヒレを切り落とし、背上部(身が厚い部分)に切り目を入れる。

    背鰭、尻鰭
    胸鰭、腹鰭

    2.裏面も同様にし、全体に塩適量をふる。

    表面だけでなく
    内部も忘れずに


    2.フライパン(目安:26〜30cm)を熱してオリーブ油を入れ、表になる面を下にして鯛を弱火で焼く。焼き色がついたら上下を返し、裏面も同様に焼く。


    3.フライパンに水を加え、強火で煮立たせる。煮汁をすくって絶えず鯛に回しかける。

    半面皮がはがれてしまいました。目を瞑ってください…


    4.鯛に火が通ったらあさりを加え、引き続き煮汁を回しかける。あさりの口が開いたらミニトマトを加える。


    5.オリーブ油を加え、煮汁とともに鯛に回しかける。


    6.煮汁が乳化して白っぽくなったら、イタリアンパセリを加え、火を止める。

    (はがれた皮をシレっと隠す)

    丸ごとの魚を取り分けながらいただきます。

    アクアパッツァはこのソースがおいしいので、パスタなどを絡めるのがお勧めです。

    また、コーナー内には国産のレモンやにアスパラ、たけのこもご用意しました。すべて同梱可能です。

    自宅で簡単に、素材を活かした本格的なアクアパッツァをお楽しみください~!!