うどんが好き

大村
大村

商品部 青果チームの大村です。食べ物の中で何が一番好きかと聞かれると『みかん』なのですが、主食はうどんが大好きです。試作品のサンプルをいただいたので堪能しました~

弊社の代表萩原が、富山の製麺会社と企画中のうどんのサンプルをいただきました!仕事が終わったのが21時前。この時間からがっつり炭水化物を摂ってもいいものか・・・自問自答しながら帰宅途中にスーパーに寄り具材を購入。うどんが好きな私は、家族にも強要することが多く(鍋の〆は必ずうどん)、十数年共にしている主人と中1の娘にはすでに飽きられているので、なかなか普段のメニューに取り入れることが難しくなっています。ちょうどこの日は2人は先に食事済み。「一人で好きなものを食べていい日」にも運命を感じ、お湯を沸かし始めました。

サンプルの試食用なので、簡易包装。2人前のうどんの量です。

約45センチ、約3Lの水を用意し茹でました。麺類はたっぷりのお湯でゆでるのが鉄則。うどんは茹でると膨張するので、スタート時にこのくらいでギリギリです。約2倍にもなります!茹で時間は17分。その間に汁を作り、たっぷりの氷を入れたボウルを3個用意します。

鍋からざるに移して流水→1個目のボウルの中でぬめりを落とすように強めに洗う(30秒くらい)→2個目のボウルの中では優しくかき混ぜるようにして洗う(1分くらい)→3個目のボウルの中でしっかり冷たくなるまで〆る。この時もガチャガチャとかき混ぜてしまうとせっかくの小麦の風味が薄まってしまうので、触りすぎないように冷やすだけと、myルールのこだわりがあります。なので、氷水は事前に用意しておかないと、都度都度準備しているとどんどん小麦粉の風味が流れ出てしまうのでベストな仕上がりになりません。

汁や氷水を用意したら、まずは茹で上がり時間2~3分前にフライングして「ずりあげ」を楽しみます。ずりあげとは、茹でている鍋の中からそのまますくいとり、流水などで洗わずに食べるスタイルです。(釜揚げの方が正式名称かもしれませんが、小さいころからずりあげと呼んでいました。)茹で上がる前に食べるのは待ちきれないからというのもありますが、ずりあげを食べている間にお湯の中のうどんがのびてしまうから。前段のように、茹で上がりをびしっと決めたいので、ここでモタモタしているわけにはいきません。器にずりあげたら、醤油をかけていただきます。う~~~~ん!流水にさらしていないので、鼻を抜ける小麦の香りを強く感じます。このうどんは小麦の主張が強いわけではないのですが、醤油だけでも楽しめるくらい、小麦の旨みがありました。つるつるとのど越しがよく、もっちりとした食感もありつつ、噛み応えもちょうどよいコシを感じます。

2杯目は「釜たま」です。ずりあげ同様、流水にさらさず引き上げた熱々のうどんに生卵をのせます。卵の量とうどんの量のバランスがばっちり決まると、うどんの熱で卵がほわほわの半熟になって絶品です。今回は、失敗。ずり上げとは異なり、卵のコクがプラスになりいくらでも食べられそうな気分になります。

そうこうしているうちに、茹で時間を迎えるので、麺をざるに上げます。

3杯目は「つけ麺」です。つけ汁はあたたかく、麺はキンキンに冷えています。麺を〆てもつるつるののど越しは変わらず。〆る前よりは、もっちりよりもコシを感じます。ただ、噛み応え抜群といううどんではなく、絶妙なコシがたまりません。

つけ汁は豚肉がマストなのが我が家流。最近ハマっている「氷温熟成豚」をストックしています。肉の旨みが濃く、つけ汁に溶け込んだ豚肉の旨みが出汁や醤油に負けません。具材は長ネギとナスにしました。うどんを茹でている間にコトコト煮込んでいたので、しっかり味が染みています。薬味はたっぷりの青ネギ(追いネギも用意)と銀座天ぷらいわ井さんの柚子胡椒。この柚子胡椒を食べたら、他のは食べられなくなるくらい虜になります。数本買ってストックがマストです。

柚子胡椒は姉妹サイトの「うまいもんドットコム」で取り扱っています。

そして4杯目は「煮込み」です。一度〆たうどんを汁に入れて、温めます。

お供は、うっかり冷凍庫で眠らせてしまっていた・・・こちらも天ぷらいわ井さんの桜えびのかき揚げと七味唐辛子。七味唐辛子は色々バランスよく入っているものより、一味に近いくらい唐辛子多めの配合の七味が好みです。かき揚げは汁にドバっとつけてふやかすのもいいのですが、1口ごとに汁にくぐらせてサクサク感も楽しみつつ、程よく汁が染み込んだ状態がベストです。このかき揚げ、エビの風味がもの凄く濃く、絶品です。驚きます。そのかき揚げの味に負けず、かといって強い主張をするわけでもなく、調和したうどんは我が家のストック決定です。商品化が待ち遠しいです。

5杯目は翌朝に「焼きうどん」にしようと考えていたのですが、途中から参加してきたパパ&娘がもりもり食べ、あっという間に2人前を完食してしまったので断念。そのくらい虜になってしまううどんでした。

商品企画に携わっておらず、一括表示もまだなかったので何が入っているかわかっていないのですが、以前食べた葛粉入りのうどんに近いものを感じました。コシの強い讃岐うどん、つるつるの稲庭うどん、ずっしりと小麦を感じる武蔵野うどん・・・と「うどん」といっても色々あると思いますが、つるつる&もちもち感の麺で新たなポジションが狙えそうです。