今はこれ!目利き人が選ぶ天然生本まぐろを食べてほしい!

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡っています。連載コラム「タガの豊洲市場日記」も、是非ご覧ください!

豊洲市場には毎日、日本を飛び越え世界中から生まぐろが入荷します。

クロまぐろ(本まぐろ)、ミナミまぐろ(インドまぐろ)、メバチまぐろ、キハダまぐろ、ビンチョウまぐろ(ビンナガ)、カジキまぐろ等の種類
日本国内でも、勝浦漁港(和歌山県)・塩釜漁港(宮城県)・気仙沼漁港(宮城県)・銚子漁港(千葉県)・境漁港(鳥取県)などの水揚げ港
1年の内で入荷が増えるタイミングがそれぞれあります。すなわち、旬です。

ただその旬は、その年によってズレが生じているとのこと、仲卸やスタッフが教えてくれました。

とはいえ、その時々で「今はこれがおいしいぞ!」というまぐろはありまして、当店では、それを老舗仲卸「米彦」とタッグを組んで、お客様の素へお届けしています!
そして本コラムでは、その裏話をお伝えします~。

4月の第3週、今はこれ!

デンっ、宮城県塩釜水揚げの天然生本まぐろ

宮城県塩竈港水揚げを中心に先週今週と大型の天然生本まぐろが数多く入荷しています。
今回目を付けたのは、「宮城県塩釜水揚げの天然生本まぐろ」です!魚体111.6㎏の大型の本まぐろを選びました。

現場で捌いてみてくれました
血合いを取り除く
部位ごとに分ける
(手前)中トロ(奥)赤身のサク

鮮魚チームで実際に赤身、中トロを一切れずつ試食しました。脂乗りは厳冬期よりも落ち着いていますが、むしろあっさりとした上品な旨みを感じます。赤身の酸味もしっかりと感じました!ちなみにドリップはほとんどなかった!刺身や漬けでもおいしく食べれそう~。

(上)中トロ(下)赤身

そして本日12日は、千葉県銚子港でまとまった数の本まぐろの水揚げがあると情報があります。平均魚体も90㎏台が中心との事です。木曜日のセリの状況も鑑みて、より良いと判断した物をお届けしよう!と話しています。

さらに、ここ最近、輸出需要が落ち着いてしまっていること、そこに入荷も増えているということもあり。若干生まぐろの相場が下がり傾向にあります。と、いうことで、今とてもお値打ちな価格なのです。

今回は、仲卸「米彦」が豊洲市場で競り落としてから、隣接する加工パッケージ棟で赤身と中トロのサクに加工して出荷しますぞ~。