九州の若手生産者が面白い!

食のトータルプロデューサー井上です。

「豊洲市場は一次産品の発信基地であるべきだ」なんて事を思います。
「べきだ」って偉そうですね。「発信基地にしたら面白い」というのが正確な表現です。反省します。
でも、本当にそうしていきたいと思っています。

「思うだけでは変わらない、だから俺は行動する」

 

と、息子が読んでいるマンガに書いてあった言葉に影響され、熊本県の芦北まではるばるやってきました。
この地域はでこぽんや甘夏など柑橘の大産地で、私も何度か訪ねています。

 

この地域の特徴を一言でいうと「酒をよく飲む」です。
噂には聞いてましたが、本当によく飲みます。

地方には(様々な呼び方はありますが)「返杯」という迷惑な儀式があり、
お酒を注いでもらったら、それを飲み干して、相手に渡してまた注ぎ、相手も飲み干します。
これを永遠に繰り返します。普通は小さなコップや杯でするものなのですが、熊本ではこれがロックグラスだった時は驚きました。

 

話がだいぶそれましたが、今回、この地を訪れたのは、
芦北の凄い若手生産者、たなか果樹園の田中さんに会うためです。

田中さんの園地は凄まじく広く、柑橘だけでなく温室のマンゴーも作っているという幅の広さ。

 

 

さて、この柑橘何だか解りますか?

まだ研究機関の管理番号しかついておらず、正式名称は忘れましたが、今後、商標をとって世に送り出すそうです。

 

この柑橘、柑橘でありながらトロピカルな味がします。

なんかこの風味記憶にあるな。。。と、
最近、日に日に切れやすくなって困っている記憶の糸をたどっていたら、、、わかりました!

 

パイナップルです。
パイナップルみたいな味と香りがします。これはめちゃくちゃうまい!

いや、こんな味わいの柑橘初めて食べました。
熊本では、水面下で様々な柑橘の開発が行われてるそうです。

他にも色々あるとか言ってたので、これは本当に今後が楽しみです。

しかも、この柑橘、同行した担当のヤル気次第では、今期中に販売できます!

皆様のために死ぬ気で頑張れと、このご時世ギリギリの指示命令を出しておきましたのできっと大丈夫です。(冗談です)

 

楽しみにしてください~!

ちなみに、夜はこんな感じになりました。

うまい!(平和に飲めました)