食のトータルプロデューサー・井上です。
毎年恒例のみかんの神・橋爪さん詣でです。ありがたや~ありがたや~
土壌、土、肥料、光合成、雨、そして木と実のバランスをいかにすると美味しくなるか、神のごとき理解をしている、全知全能のお方です。
さぁゴマすりも終わったので、
今回は、橋爪さんの最高峰みかん「和三盆」のなぞに迫ります。
ちなみに、この地域はみかん発祥の地なんだとか。昔は、紀州で色んなものがテスト栽培されてましたから、本当にそうなのでしょう。
和三盆はこんなマチュピチュ遺跡のような場所で作られます。
この辺りにある神社は800年近い歴史があるそうですが、今も当時の建物のまま残っており、
風水的に良い場所を昔の人は知っていたのだろうということです。こういうのって凄いなと思います。
神社にとってもみかんにとっても良い場所だそうです。さすがみかんの神の畑です。
さて、上ります。
橋爪さんはすいすい上りますが、猪よけの柵があったり、枝が邪魔だったり、傾斜も凄いので簡単には上がれません。
「この柵を乗り越えて」
と気軽に言ってくれますが、
うっかり転んだら、お尻にこの鉄柵の細い先端がが刺さるかもという恐怖は、越えたものじゃないと分かりません。
ひゃ~ひゃ~言いながら上がります。
色んな事がありましたが、やっと着きました。
本当に素晴らしい景色です。
神々しいこのみかんが、「和三盆」になります。
この和三盆がなる畑は、ブルゴーニュワインで言うところのロマネ・コンティの畑。
名人の畑と言っても、もちろん色々あります。
橋爪さんはすべてのみかんの美味しさが均一になるように生産方法で工夫をしていますが、それでも畑のポテンシャルは違います。
この畑は橋爪さんの中でも極上中の極上。日本一をうたえる味わいです。
土壌にはこんな岩が。この地域は秩父古生層に位置し、秩父古生層にはレベルの高いみかんの産地が多々あります。
美味しいみかんの秘密がこの岩なんだとか。
帰りも同じルートで帰ります。
先ほどのお尻にささる鉄柵のところで、おちゃめに部下を押してみました(えへへ)
おしくもお尻にささりませんでしたが、部下のH君は本気で怖がってたぞ。(てへへ)
お昼に食べた鯖寿司が絶品でした。実は和歌山は魚がめちゃくちゃうまいところなんです。