いちご だんめん図鑑が出来るまで(第4話)


こんにちは、豊洲市場ドットコムのTwitterの中の人です。
だいぶ間があいてしまいましたが、いちご だんめん図鑑が出来るまで。撮影を済ませて発売日も決定、毎日チェック作業を繰り返していた頃のお話しを第4話としてお送りします。

こちらは編集部から送られて来た表紙の印刷見本。デザインもそうですが、断面図の色がきちんと実際の苺に近づけてあるかなども細かくチェックしました。品種によっては赤すぎてもダメ、かと言ってくすんでいてもダメなんですよねえ。このマニアックさ、伝わっていると嬉しいのですが…。

図鑑を担当して下さったデザイナーさんがすごーく細かいところまで苺ちゃんを散りばめて下さったおかげで、表紙をめくってから図鑑を閉じるまで全てのページに苺の姿がひょっこりと見えるようになっています。時間がある時にぜひじっくりと見てみて下さい。え、こんなところにも?という場所にも苺が潜んでいるんですよ。

 

紙質や色合いにも超こだわりました


これはまだネット通販などにも書影が出ていない頃にTwitterで公開した画像かな。表紙のデザインが確定したあとは、それで終わりという訳ではなく…。
今度は表紙の紙の種類を選んでいかなくてはいけないんです。中の人、これでも一応デザイナーなので紙質にこだわる感覚はなんとなく心得ているのですが、絵本の表紙はさすがに初めてなので何度も編集部の方々と相談をしながら決めさせて頂きました。
「これはちょっとテカテカしすぎだよね」とか「でもこっちは落ち着きすぎない?」とか、沢山の人のいろんな意見が聞けて良かったです。

 

いよいよ発売日が決定!気になるランキングは…?


図鑑のモロモロが決まった頃、ネット上にはいちご だんめん図鑑の情報が少しづつ出回りはじめ大手のネット通販サイトにもジワジワとランクインするように…!
嬉しい反面、なんだかとても不思議な気持ちにもなりましたね~。よく著名人の方がブレイクした直後のインタビューなどで「なんだかまだ実感が湧かないんですよね」と仰ってますが、もう本当にそんな感じです。自分が作った図鑑がこうやって通販サイトや書店を通じて、全国の人の手に渡って行くんだなあ…と。
すごいな~、とまるで他人事のように捉えていました。


で、気にしないようにしてたんだけど、でもランキングに入って来るとやっぱり気になっちゃう(笑)。サイトによって絵本カテゴリーだったり図鑑カテゴリーだったり、分類の違いにより順位も大きく違っていましたが、発売日が近づくにつれてジワジワと順位が上がって来るとやっぱり嬉しいものがありました。


とあるカテゴリーにおいてはなんと1位になってた事も。フォロワーさんをはじめ、多くの苺好きさんに応援して頂いたからだと思っております。ありがとうございます。


ただ、ネット通販でなんでも手に入る時代になった反面、「地元の本屋さんで見つけられませんでした」というお声を頂く事も。大きな本屋さんやチェーンの本屋さんだと比較的置いてあると思うのですが、なかなか全国にはまだまだ行きわたっていないかも知れません。ごめんね、ごめんね。これから苺シーズンが到来しますし、もっと皆さんのお手元に届きやすくなるよう、編集部の方と一緒に頑張りまーす。

 

中の人お気に入りのいちご だんめん図鑑の広告はコレ!


大人カワイイを狙って(笑)女性向けのファッション雑誌やコスメ雑誌に掲載して頂いたいちご だんめん図鑑の広告ページ。これ、中の人の超お気に入りの広告です。いちご だんめん図鑑とほぼ実寸サイズで掲載されてるんですよ~!しかも色使いも超好み。
他にも小さなお子さん向けの雑誌や、書籍全般を取り扱う雑誌など媒体によってデザインを少しずつ変えた広告を掲載して頂きました。また、取材も沢山受けさせて頂きました!


そして。いちご だんめん図鑑が発売されてから少し落ち着いたころ、このいちご だんめん図鑑を一緒に作って下さった方々と集まってちょっと遅めの発売記念&お疲れ様会をしましたー。オシャレなお店で美味しい食事を頂きながら、図鑑を作っていた頃の苦労話やイチゴの話で大盛り上がりの夜となったのでした。
実際、あっという間に図鑑を発売するお話しが決まってしまい、正味3ヵ月ほどの間にものすごい勢いで作ってしまったのですが、なんだかすごい長い時間を過ごしたような、でも、あっという間だったような…不思議な時間の過ごし方だったな~、と今でも思うのです。

 

苺の断面図はまだまだ続きます


いちご だんめん図鑑を発売したのが6月だった事もあり、まだそんなに本格的に苺が出回る季節ではなかったんですよね。ですが、そろそろ今年も苺シーズンが到来です!スーパーなどでも苺を少しずつ目にする機会が増えて来るのではないでしょうか?それに合わせて、いちご だんめん図鑑も皆さんの目にとまるよう願っております。
また、いちご だんめん図鑑の発売はひとつの区切りとなりましたが、もともとTwitterで発表していた苺の断面図についてはもちろん今後も続けて行く予定です。まだまだ、苺の新品種はどんどん出て来ていますし中の人がまだ食べた事がない苺も世の中には沢山あるんですよ。
少しずつですがご紹介していく事によって、皆さんが少しでも苺の品種と苺の断面図に興味を持ってくれますように。

 

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