マニアックな食べ比べ!国産のブルーベリーにもこんなに品種があるってご存知でしたか?

超絶キュートな試食サンプルが届きました!


こんにちは、築地市場ドットコムのTwitterの中の人です。姉妹サイト、うまいもんドットコムのバイヤー宛にとある生産者さんから素敵な試食サンプルが届きました。じゃーん!これ、国産のブルーベリーなんです。しかも品種別に5種類のブルーベリーが食べ比べ出来るというセットなんですって。生のブルーベリーは築地市場にやって来てから何度か食べた事がありますが、品種まで気にした事はありませんでした。ちょっと調べてみたのですが、ブルーベリーにもかなりの品種が存在するようです。


しかも、それぞれブルーベリーの葉っぱに品種名を書いて下さるという生産者さんのお心遣いに感動…。ギフトに頂いたら絶対に嬉しい!

早速ブルーベリーを食べ比べてみました


という訳で、なかなかこんな貴重な食べ比べは出来ないと思うので、うまいもんドットコムのスタッフだけではなく、事務所にいたスタッフほぼ全員で国産ブルーベリー、品種別の食べ比べがスタートです。


まずはこちらのチャンドラーから。アメリカの寒い地域で育てられるブルーベリーを交配して生まれたノーザンハイブッシュ系の品種。ちなみにノーザンとは北部という意味。日本では高冷地で育てられています。
チャンドラーは特大サイズの粒をつける特徴があり、安定した収穫量を見込めるそう。


チャンドラーの断面図はこちら。試食した感想は、今回頂いた5品種の中では一番酸味を感じました。甘酸っぱいというよりも、酸っぱさのほうが勝ります。しっかり食感で、サクサクという感じ。


ユニークな名前のスパルタン。こちらもノーザンハイブッシュ系の品種です。粒はチャンドラーとほぼ同じでこちらも特大サイズです。


スパルタンの断面図はこちら。なんだかナスのような色合い…。酸味はほとんど感じられず、ほのか~な優しい甘さを感じました。全体的に果肉は柔らかかったですね。


ブルーベリーの品種名には「ブルーなんとか」というものが多いみたいです。ブルーチップは他のブルーベリーの品種の交配親になっている事が多いみたい。


ブルーチップの断面図はこちら。果肉はとってもとっても柔らかくて、正直ぐちょっとしていて良い食感とは言いにくいかも…。林檎のようなさわやかな香り、甘味がありました。個人的にこれはそのまま食べないで、冷凍させてアイスキャンディー感覚でサクサクと食べるか、スムージーなどの材料にするといいのではないかな、と思いました。


ブルークロップはこれまでご紹介したノーザンハイブッシュ系ではなく、ノーザンハイブッシュ系の品種です。サイズは中~大くらいの粒。ヒューロンなどと同じく、甘さを強く感じる品種となります。


ブルークロップの断面図はこちら。ちまちまちま、と小さい種のようなツブツブがいっぱい入っているのが特徴的でした。これ、試食したスタッフからは美味しいと人気が高かったです。酸味はほとんどなしで甘味を感じますが、柔らかく、なんとなくワインのような奥行のある甘さという感じ。


最後にブルーレイです。こちらも面白い品種名ですね!大粒でやや酸味を感じる品種で、今回の5品種の中では一番ブルーベリーっぽいなあ、と思いました。大粒です。


ブルーレイの断面図はこんな感じ。果肉は柔らかく、果汁が一番出て来ました。口の中いっぱいに、程よい甘さと酸味が広がります。バランスがいいなあという感じ…。

こんなマニアックな食べ比べ、なかなかできません


今回はまずは試食を…ということで頂いたブルーベリーですが、同じ品種であっても味や食感にバラつきが出る事も多いそうで、同じ品種のブルーベリーを食べてもスタッフによっては感想が違う事もありました。生産者さんとも相談しながら、マニアックな食べ比べが出来るセットをご用意したいと思いますので楽しみに待ってて下さいね。