バナナの花、通称「バナナハート」を食べたことがありますか?
と言うより、見たことはありますか?
東南アジアなどでは食用としてポピュラーのようですが、
日本ではなかなか見ませんよね。
バナナの花ってどんな見た目?
濃い紫色で、大きな蕾のような、ロケットのような形。
大きさはものによると思いますが、ラグビーボールよりやや小さいくらいで、ずっしりしています。
たけのこのように、皮が何層にもなっており
成長していくと皮がめくれて、中からバナナの実が次々と現われてくるらしいです。
皮をむくと、ズラリと芯のような何かが潜んでいました…。
この芯のような何かが、どうやらバナナになるみたい。
いわゆるバナナの赤ちゃんということですね…!
ポロポロ取りつつ、皮を剥いていくと
だんだんときれいなグラデーションになり、柔らかくなってきました。
本当に、たけのこのような感じです。
ここまでむいたら、いざ料理へ。
バナナの花料理に挑戦
「バナナの花 食べ方」で検索。
バナナとはいえ甘みはないので、野菜として料理に用いられているようです。
東南アジアでは生のままサラダや和え物にしたり、炒め物、スープなどに活用するみたい。
なんとなくイメージは掴みました。
同時に、とてもアクが強い食べ物であるということを知りました。
カットしたらすぐに水につけないとあっという間に変色してしまう
そして、入念にアク抜きしないと苦みや渋みが残ってしまうらしい。
注意ポイントを押さえて、今回は2つの料理に挑戦しました。
下準備(アク抜き)
中心で切ると、キャベツの芯のような感じですね。
酢水に浸してアク抜きをします。
1~2時間浸したら、下準備(アク抜き)完了です。
「バナナの花炒め」と「バナナの花カレー」
「バナナの花炒め」
フライパンで玉ねぎとバナナの花を炒め、そこに海老とピーナッツを投入。
味付けはナンプラーのみです。
バナナの花の皮部分をお皿にして盛りつけました。
「バナナの花カレー」
玉ねぎ・各種スパイスを炒め、鶏肉、ヨーグルト、最後にバナナの花を加えて煮ます。
炒め物と一つのプレートにしました。
バナナの花ってどんな味?
あく抜きした後、生のままちょっとかじってみたのですが
キャベツのような味がしました。
火を通すと、たけのこの食感に近いです。
バナナの味は、しません。
ただほんのり甘みも感じました。
強いて言うのであれば、バナナの皮の香りがする気もしなくもない…。
美味しかったです!
やはり、初めて出会う食材を調理するのはワクワクしますね。
皆さんも見かけた際には、ぜひ挑戦してみてください!