熊本県和水町の出張で拾った利平栗で栗ごはん

未来価値創造室の田中です。行政事業案件が増えて熊本県へ行く機会が増えました。熊本県って栗の産地がいたるところにあるんです。最近よく行く県北の和水町も、車で走っていると栗の現金買取の小屋を見ます。(たけのこバージョンもあり)というくらい、栗の木を持っている家が多いのでしょう。

熊本県和水町へ出張の際に生産者さんとの懇親会でお会いした、高木牧場さん。情熱にあふれる私と同い年くらいのママさんが子供を連れて勉強会から参加されていました。あまりの熱意に、翌日の朝にスケジュールにはなかったのですが他の視察の前に牧場によることにしました。

高木牧場は乳牛を育てる家族経営の酪農家で毎朝毎晩、搾乳作業に追われつつ、沢山の種類のペットや2人の子育てに奮闘していました。動物好きというママさんのお陰もあってか、高木牧場の牛やペットの動物たちはとても人懐っこくて優しい目をしている印象でした。自らの牧場で搾乳した牛乳を使って加工品を作りたいと模索している高木さんと今後はもっと話をしながら、産品開発に取り組めたら良いなぁと思っています。

さて、前置きが長くなったのですが、高木牧場の広大な土地の一角にも、ありました、ありました!栗の木!とても大粒だと思ったら利平栗だそうで、伺ったときにはちょうど収穫時期でした。

いくらでも拾って持って行ってください!というので、県外の人間はいいんですか!と物凄くテンションが上がります。が、和水町役場職員の方々は目もくれず。たけのこやら栗やらはもう、ありすぎて飽きているほどなのだとか。んーーー羨ましすぎます。

こんなゴロゴロとした大粒の利平栗を持ち帰ってきました。とってもピカピカな栗で、虫食いなどもなく、良い栗でした!そうそう、前回の栗ご飯を作ったときの教訓を!と思いながらも、せっかちさんの私は感覚で下処理を行ってしまいました。。。

栗ご飯作りの教訓がメモ的に書かれているブログです。
  • 栗は50度のお湯に20分程度浸けておきます。
  • お尻の皮を包丁で落とす前にお湯に浸けるが正解です。

↑この教訓をすっかりこってりと忘れてしまい、感覚でずんずん作ってしまったわけです。栗は下処理のコツを覚えておくと、面倒ではない ということをもっと発信したいと思っているのですが・・・。

お尻の皮を包丁で落とす前に、湯に漬けることをわすれ、生の状態でこのカット。そして湯がいてから皮むきを開始。

実際は尻の皮を包丁で落とす前に50度の湯に20分程度漬けて置き、そこから尻の皮を包丁でおとしてから渋皮状態にします。すると、外側の硬い皮が簡単にむけます。渋皮になった栗を丁寧にむいてから、浸水させたお米に乗せて炊飯 が栗ご飯の正しい作り方なのです。。。

皮を付けたまま結構茹でてしまうと、こんな感じに。結構割れたりしてしまい、可食部も少なくなってしまいます。

高木牧場の利平栗さん。本当にホクホクしていて、甘くて、豊洲市場で売っている高い栗と遜色ない美味しい栗だったのですよ。

もう本当に甘くて。大きな粒だったので「栗を食べてる!」という食べ応えもすごくて。何よりもほっくほくで。本当に美味しい秋の味覚でした。栗ご飯、本当に簡単に作れるのです。次回はせっかちさんをせず、ちゃんとした方法をまずは確認して作ろうと決めた日でした。

1年1095食の楽しみを。