商品部田中です。
秋らしい食べ物が沢山ならぶ時期です。
秋の天然ものの生鮮を市場で見つける度、山を散策しながら栗やきのこ、あけびを探して獲っていた子供の頃の記憶が蘇ります。
山ぶどうやカシスの部類は、焼酎に漬けてお酒になるか、ジャムになるのが定番でしたので、久しぶりに山ぶどうでジャム作りをしてみました。ジャムにすると、ソーダ水で割ったりアイスクリームに乗せたりと、山ぶどうの香りをパンに乗せる以外でも楽しむことができる万能品になります。
最近、北海道の小樽ネタが多いですが、こちらも北海道の小樽で入手した地元産の山ぶどうです。
ざざっと水で洗ったら張りのある実だけを外して選別もしていきます。
写真だけで見ると、ブルーベリーのようにも見えてきてしまいます。
こうして1粒ずつ外していくのも結構手間のかかる作業です。綺麗に選別したら、いよいよ煮詰めていきます。甘味 の強いものをジャムにするときは、甘味は酸とのバランスが成立すると美味しさを感じるため、レモンなど柑橘を加えて煮詰めるのですが、今回は酸味もあるであろう葡萄ですので、加糖だけして煮詰めていきます。
ぶどうから出てくる色が濃いです!服に飛んだら一巻の終わり。エプロン着用が必須です。
最後に皮と種は濾してしまうので、煮詰めながらポテトマッシャーで潰し、実のエキスを外に出します。
煮詰まった山ぶどうのジャムをとりあえず濾す作業は後回しにヨーグルトに乗せて食べてみることにしました。
もちろん、皮ごと食べても美味しいと思いましたが、種が固く口の中に残ってしまうため、やはり種と皮を濾す作業をしなければなりません。
味見の時点で山ぶどうの香りにすでに大満足!秋を感じる事ができました。
この後、やけどをしないように種と皮を濾して液体状の山ぶどうジャムが完成しました。
個人的には実がごろごろっと入ったジャムが好きなので、種が気にならないものがいいなと思いましたが、味は満足の出来です!レアチーズケーキやパンナコッタを作り、山ぶどうジャムをチーズや生クリームに練り込んで層にしたり、甘さ控えめで作り、山ぶどうジャムを乗せて食べても美味しそうなので作ってみようと思います。
1年1095食の楽しみを。