鳥取の砂丘が生んだ白い宝石『砂丘らっきょう』身がしまりシャリシャリとした食感が最高です。
日本三大砂丘のひとつである鳥取砂丘の東側に鳥取市福部町のらっきょう畑が広がっています。
砂地が生み出す最高の歯触り、味わいが長年高い評価を受け、『鳥取砂丘らっきょう』『ふくべ砂丘らっきょう』はGI(地理的表示保護制度)に登録されました。
このポスターが築地市場の中にたくさん貼られています。
白い野菜というのが珍しいからか、これがとても目立ちます。鳥取らっきょうジャックです。
鳥取の砂丘らっきょうは、7月~8月の暑い時期に1玉1玉手で植え付けられます。
なんと、昔の田植えの様に「手」でするそうです。
10月になると紫色の花が咲き、氷点下になる冬を超え、翌年の5~6月に収穫と、約1年かけて作られます。
「ん?これだと植えたラッキョウを掘り返してるだけじゃない?」
と思った方、素晴らしい洞察力です。探偵になれます。
らっきょうは、1つを植えると1年後には7~10個位に増えるんです!
この時に浅く植えると小さいのがたくさん、深く植えると大きいのが少しできるそうです。
更に1年放っておき、2年後に掘り起こすと30~50個になるそうです!凄い、どんなだ?見てみたい!!
あれ?これなら、2年の方が楽だしたくさんできるし良い気がしますね。
何で1年で収獲してしまうのでしょう。今度ちょっと聞いておきます。
最後に食文化代表の萩原レシピを。
醤油2、酢1、味醂0.5の漬け汁に、羅臼昆布と鷹の爪を入れて、らっきょうがヒタヒタになるくらいで漬けます。
3日くらいから食べられますが、全体に醤油色になったら、漬け汁からは出します。そうしないと味が濃くなり過ぎます。
残った汁はもう一回は漬けられる(多少、醤油と酢は加えますが)ので、取っておきます。小さな瓶に移して、冷蔵庫内でキュウリや大根を漬けても美味。ほのかに、らっきょうの香りがします。
このらっきょうのサクサク感と生感と甘くない味付けはビールの友に最高です。
(㈱食文化 井上)
※本記事は東京シティ青果㈱から提供された情報を基に
TSUKIJI BLOG編集部が執筆をしました