タガの豊洲市場日記:イイダコ(スボケ)、カーボロネロ 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

目次

    2月9日(金)今朝の豊洲市場

    イイダコ

    オス
    メス(子持ち)

    今期何度か紹介している「イイダコ」。しかし子持ちにフォーカスを当て過ぎました。オスも入荷しています。
    メスは「子持ちイイダコ」と呼ばれるのに対し、オスは“スボケ”と呼ぶそうです。実際のところ、市場流通において“スボケ”は、“子持ち”の半値くらいでしょうか。
    いやいや十分魅力あるんですよ。身が柔らかかったり、旨味が強かったりと。
    ただ、“子持ち”の卵の食感は確かにこの時期ならではの美味。引き合いが強いのも頷けます。

    「イイダコ」をかたち美しく茹でるのにはコツがあります。
    茹でる前に墨を取り除き、塩で滑りを取ったら胴ではなく、腕の方から熱湯に入れます。
    是非試してみてください!

    桜マス

    桜マス

    「桜マス」は現在、北海道釧路や広尾、青森県下北などから、しっかりとした量入荷していますよ~。

    カーボロネロ

    カーボロネロ

    大きなチリチリ葉のイタリア野菜「カーボロネロ」です。黒キャベツともいわれています。
    連日の氷点下にも耐えるすごい野菜で、−5度くらいでも枯れないみたいです。
    何なら、寒さにあたるほど葉のちりめんが強くなり、甘みと旨みも増していきます。

    「カーボロネロ」のロールキャベツなんて試してみたいです。

    タガのひとり言「千客万来の上には足湯が」

    豊洲市場の場外エリアに登場した「豊洲 千客万来」の屋上には、無料で楽しめる足湯があり、東京湾の景色を一望しながらひと息つけるのです。
    なんと、この足湯の湯は、湯河原から毎日専用トレーラーで運ばれてくるみたい。驚き。