タガの豊洲市場日記：地ハマグリ、ひろっこ、ひたち紅っこ他

食文化スタッフの田賀です！毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

２月26日（月）今朝の豊洲市場

千葉県産の「地ハマグリ」です。
桃の節句前という事もあり、小ぶりの物を中心に引き合いが強くなっています。今年は、100g以上の大きなものがほとんど獲れず、そのサイズ帯が相場高なのです。。トホホ。

比較的潤沢にあるサイズといえば30〜50g、60〜80g。
小さいか？と思われるかもしれませんが、お椀に使いやすいサイズはこのあたりです！

大小の差はあれど、身は肉厚です。出汁だってよく出ます。
椀物の他、酒蒸しでも楽しんでいただきたいのですが、火を入れ過ぎると身が硬くなってしまうのでご注意を！

「ひろっこ」をご存知ですか？
アサツキの名前でよく知られますが、新芽のことを「ひろっこ」と呼んでいます。
“ひろ”というのはネギなどを表す“蒜(ヒル)”が語源でこれに小さいことを表す秋田弁を合わせて「ひろっこ」と呼ぶようになったのが由来です。

今年は雪が少ないため、収穫量もさほどではないことが懸念されているのだそう。雪不足が今年一年の農作物にどれだけ影響が出てくるか今更ながらかなり心配になってきています。

「ひろっこ」に続き、「ひたち紅っこ」をご紹介！茨城県産のオリジナル品種です。

見ての通り綺麗な色合いと、葉全体が軟らかく、熱を加えることによって甘味が増すという特長があります。太いため煮崩れしにくいことも魅力のひとつです。

もともと白ネギに比べて柔らかく、甘みがあるように感じます。
鍋なとでもおいしさが際立ちますよ！まだまだ寒い日が続くので、ぜひ取り入れたいですね。

味坊グループさんの香福味坊さんにて開かれた羊の会に参加してきました。

写真は「羊肉のもも焼き」。添えられたスパイス３種（クミンなどのミックススパイス・発酵ニラダレ「韮菜花」・発酵唐辛子醬ダレ「泡辣椒」）につけていただきます。
羊以外のメニューも豊富です。数種類の台湾料理をおなか一杯いただきました。