食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。
7月10日(月)今朝の豊洲市場
大雨に風、全国各地で大時化。トホホ。
石垣貝が初入荷
岩手県陸前高田市の広田湾より「石垣貝」が初入荷しました!きれいなクリーム色をした身が顔を出しています。ただ、貝毒検査の関係で明日の入荷はないとのこと。まだまだ不安定です。
天然物はほぼ無いに等しいです。養殖でも生産量は非常に少なく、幻の貝とされ、この時期から料亭、寿司店などで提供されています。
以前どこかで「石垣貝」のおいしさについて、“ホタテの甘みとアサリの旨味を持つと言われます。”と表現されており、わかりやすいと思いました。食べるならば間違いなく、刺身、寿司!
スズキ
まただ、秋田の「スズキ」はデブッチョ。驚くほど脂が乗っており、その味を知ってしまったらもう、虜になってしまうのだとか。もはやスズキと別物なのでしょう。
筋子(サクラマス)
岩手県の「サクラマスの筋子(生)」が入荷していました。サケの筋子は秋から出回りますが、マス子は7月頃から出回ります。
ひと腹の大きさも、卵の粒の大きさも、サケの筋子に比べると小さめのようです。
自家製で醤油漬、塩漬を楽しめますね!
奈良のハウス柿
奈良県のハウス柿が続々と初出荷を迎えています。初競りは7日だったようです。
品種は刀根早生。渋柿ですので脱渋して、甘く変身させます。今年は収穫前に柿の生育に適した気温が続いたこともあり、実は比較的大きく、甘さも十分とのこと。食べるのが楽しみです!
それにしても、季節が巡るのは早いな。
タガのひとり言「茂助だんご 麩饅頭」
「茂助だんご」の麩饅頭をはじめていただきました。
麩饅頭の皮は小麦粉を蒸したものではなく、生麩を使いますよね。茂助だんごの麩饅頭は、この生麩にもち米を加えているとのことで、さらにも~っちり!
中のあんこは言わずもがな、頭を包んだ笹の香りと、あおさを練り込んでいるという皮が一体となって清涼感があります。
夏の今だけの限定商品のようですよ~!