タガの豊洲市場日記:値賀咲イサキ、白甘鯛、室津かき、白ゴーヤ 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

目次

    6月1日(木)今朝の豊洲市場

    値賀咲イサキ

    値賀咲イサキ

    長崎県のブランドイサキ「値賀咲(ちかさき)」です。毎年この時期、初夏から夏にかけては産卵期に入るため、脂がのってとてもおいしいのです。
    「値賀咲」が獲れるのは、五島列島北部の宇久島、小値賀島周辺。一匹一匹撒き餌を使わずに手釣りし、丁寧に活〆を行うなど、品質には細心の注意が払われています。イサキは昼間は海藻の多い海底近くに棲み、夜はえさをとりに海面付近に浮かんできます。そのため昼に行う漁と、夜焚き漁の2種類が行われるようです。
    この時期は何といってもお刺身がおすすめです。塩焼きにしても絶品です~。

    白甘鯛

    白甘鯛

    味がよく、高級魚として知られているアマダイの仲間ですが、その中でも最もおいしいとされ、幻ともいわれるのが、この「白甘鯛」です。他のアマダイより脂の乗りもよく、身に水分が少なく弾力があるので刺身に向きなんです。火を通しても身が硬くならないので、煮付けや焼きも引けを取らないおいしさです。煮付けなら、身の味わいを存分にたのしめるよう、若干薄めの味付けがおすすめです。

    室津かき

    兵庫県室津産の殻付き牡蠣です。小ぶりでありながらも、中身は充実してプリッとしています。殻は分厚くないので簡単に開けられそうです。最初はレモンを絞って生で。次に焼き牡蠣、蒸し牡蠣にすると
    また違った味わいで食べ飽きませんね。

    白ゴーヤ

    白ゴーヤ

    緑色のゴーヤより苦味が少なくて、食べやすい「白ゴーヤ」です。若いゴーヤではなく、あくまでひとつの品種です。
    苦味が少ないからこそ、生で食べる料理がおすすめです。薄くスライスしてサラダにすれば、箸休めにも、おさけのおつまみにもピッタリですね!

    タガのひとり言「木原南瓜のまるごとプリン」

    熊本県産の黒皮南瓜「木原南瓜」を青果担当からいただきました。「きはら」ではなく「きわら」かぼちゃです。

    くりぬいて、まるごとプリンを作りました。写真が暗いな。