突然ですが、京都へ行って来ました。
こんにちは、築地市場ドットコムのTwitterの中の人です。半分お仕事、半分プチ旅行も兼ねて数年ぶりに京都へ行って来ました。京都で買えるお土産、いろいろあると思いますが中の人が絶対に買って帰るもののひとつに京漬物があります。
京漬物(きょうつけもの)は、京都府産の野菜からつくられた漬物の事であり、京都府漬物協同組合の登録商標(第5009700号、「京つけもの」では第5009699号)である。
塩漬け、粕漬け、味噌漬けなどが始まり、江戸時代になって糠漬けが登場した。
京都で漬物が発展したのは、京野菜に代表されるように、上等な野菜類が獲れる土地だったことや、京都では、もともと優れた保存技術を持っていたことなどが挙げられる。京都で漬物文化が花開き後を追うように、日本全国の郷土の漬物が続いたと言われている。
(参照…京漬物 ウィキペディアより引用)
最近では京漬物の名店が東京都内のデパ地下にも入っていますので、わざわざ京都で買う事ないじゃーん!って思われるかもですが、実は京都限定の漬物や都内の店舗には出回っていない漬物なんかもあるんですよ~。今回、中の人がお土産に選んだのはこちらの京つけもの 西利さんのNISHIRI LABREです。
これ本当に漬物が入っているの?と疑ってしまう程にシンプルでスタイリッシュなデザインのボックス入り。サイドには月~日までの文字も見えますね。これはどういう意味なんでしょうか…?そして、一番下の部分に点線が入っており、どうやらここから漬物を取り出すようなのですが…。
オープン!\(^o^)/パカッ!
中からはなんと、カップ入りの漬物が出て来ました~。
こちらのNISHIRI LABREのコンセプトは、この漬物を食べる事により毎日20gの乳酸菌ラブレが摂取できるというものなんです。ラブレ乳酸菌は京都の伝統的な漬物である「すぐき」から発見された植物性乳酸菌の事。継続して摂取し続ける事により、免疫力のアップなどに期待が持てます。その力を漬物に活用したのが、西利乳酸菌ラブレシリーズという訳。シリーズ商品は他にも豊富に揃っていますが、パック入りの袋タイプがこれまで多かったんですね。
でも、こちらのNISHIRI LABREは使い切り出来る小さなカップ入りなので、一日毎に違った味わいの京漬物を楽しみつつ、ラブレ菌もちゃーんと摂取できるというイマドキ風なデザインに仕上がっています。どんなに体に良いと言われているものでも、一度の大量摂取をしてはあんまり意味がありません。毎日コツコツ続ける事が大切…!
ちなみにこちらのNISHIRI LABREは西利さんの直営店ほか、百貨店でも一部の店舗でしかまだお取扱いが無いそうですので、十分京都土産になると思いますよ~。
今日はなんの漬物にしようかな♪選べるのが嬉しい
それでは早速、実食レポに行きたいと思います。まずは古漬胡瓜きざみ。
中の人:ちょっとピリ辛で誰でも好きそうな味かな。なんにでも合いそう。別メーカーですけど、きゅうりのきゅうちゃんのような…想像しやすい味ですね。
ねぎ部長:普通に美味しい。中が透明になるまで味が染み渡ってますねえ、味が濃いです。でも、この味の濃さは確実に白いご飯に合うと思う。毎日でも食べたい。
Rちゃん:きゅうりが肉厚ですね。古漬けではあんまりなさそうなので、ちょっと珍しいです。だからなのか、ポリポリ食感が生きていて美味しい。しょっぱすぎないのがいいかな!
次、古漬キャベツと人参。
中の人:キャベツって浅漬けしかあまり食べた事ないので、古漬キャベツは初めてです。なんだかザワークラウトのようですね。すっごい酸っぱい!酸味がとても利いていて、発酵してるぜ…!って感じ。でも、キャベツの食感はシャキシャキと意外と残ってるんですよねえ、不思議~。
ねぎ部長:うーん、これピクルスだね!ピクルス!だから、パンにはさんでも美味しそうな気がする。酸味が全面に出ています。
Rちゃん:私も、これ洋食にピッタリなんじゃないかなあ、って思いました。サラダ感覚、浅漬け感覚で食べられそうです。酸味はあるけど、しょっぱすぎないところがいい。好き。
瓜きざみ。先に出ている、古漬胡瓜きざみに似てるかなあ(同じ瓜系ですし)と思ったんですが、そんな事なかったです。
中の人:これ、好きです。瓜きざみ。さっきの古漬胡瓜きざみよりも、ゴリゴリ感がありますね。キュッ、キュッてします。味は柔らかいカリカリ梅というか、しょっぱい中にも梅の甘味のようなものがあって、奥行きがある味わい。
ねぎ部長:僕も今のところ、これ一番好きですね。なんか奈良漬けに近い風味を感じる。酢のバランスがとてもいい漬物だと思います。なんとなく、鰻に合わせたい。
Rちゃん:歯ごたえがすごくいいですね~、ずっと食べてたいかも(笑)。食べやすい漬物だなって思いました。食感がオススメ。
1週間分あるのでサクサク進みますよー!次は古漬壬生菜きざみです。中の人が京漬物を買う時に欠かさないお漬物(の、素材)のひとつですね。
中身はこんな感じでした。食べきりサイズなので、このまま食べるのはもちろんですけどお茶漬けにザパーッとちょい足ししてもいいかも。
中の人:壬生菜、好きなんです。でも漬物でしか食べた事がありませんが(笑)。
ねぎ部長:水分が多いので、例えば肉料理とか洋食なんかにソースっぽく添えたり和える事も出来そう。漬物以外の食べた方の幅が広がりそうな感じ。水分が多いから、そのままするんと食べられるし、しらすと混ぜて食べたいです(笑)。
Rちゃん:今までにない新しい味です。なんだろう…生姜なのかな?ねぎ部長はお肉でしたが、私はお魚にも合うかなって思いました。つまり、白いご飯だけではなくて料理に合う漬物って事ですね。
中の人:水分が多いのでみずみずしく、古漬けっていう言葉のイメージを覆します。本当、浅漬けっぽい。すでに刻まれているので、白いご飯にのせるだけではなく、混ぜておにぎりにしても美味しそうです。
こちらはシリーズの中で一番人気がある(店員さん談)という、しそなす。確かに単品売り場では欠品してました。あ、このNISHIRI LABREシリーズはこの1カップを単品で買う事も出来ますので、自分の好きな京漬物だけをまとめてセットにする事も出来ちゃうんですよ。
中の人:うーん、これ柴漬けですね。梅干しとか紫蘇の風味が好きな方は絶対に好きな漬物です。茄子のフニフニとした柔らかさに、梅の味わいがじわーんと染みていて美味しい。散らしてある胡麻も食感、香りともによいアクセントになっています。一番人気も納得できる漬物。
ねぎ部長:そうだねー、俗にいう柴漬けだね。でもこれ食べやすいねえ(ムシャムシャ)。確かに、茄子!っていう主張はとても強いんだけど、梅も利いてるしなんか昔懐かしい味がするなあ。
Rちゃん:あ、本当だ。結構これ味が染みてますね。私は個人的に、茄子のふわふわとした食感が好きなので、ちょっと薄くスライスされ過ぎててそこだけ残念かな。でも味は美味しいと思います!
らっきょうです。らっきょうに乳酸菌ラブレ、ってちょっと予想がつかなかったんですけど、味は普通の甘酢漬けって感じで違和感なく普通に食べられました。
Rちゃん:そういえば、昔一緒にらっきょう漬けましたよね(笑)。
中の人:あったね…!懐かしい。市場の中でらっきょう漬け教室があったんだよね~、あの時のらっきょうは今でも冷蔵庫に眠ってます。話を戻して、これどうですか?
ねぎ部長:甘さがちょっと強いかな。食べやすいけど、個人の好みとしてはもう少し甘さ控えめでもいいかも。おやつっぽい感じ。逆を言えば、らっきょうが苦手な人でも食べられる味なので、これで乳酸菌ラブレも摂取できるんなら素晴らしい事だと思います。
中の人:らっきょう、もともとそんなに得意ではなかったんですけど、これは素直に美味しいと思いますね。中までしっかり甘いのに、このシャキシャキ食感はスゴイです。どうやって漬けてんだろ?
Rちゃん:シャキシャキ食感がたまりませんね~、コレ好きです。カップ入りだしサクッと食べきれるのは嬉しいと思いました。うん、食べやすい。
これが最後の漬物になります。定番の大根を使った、大根きざみです。
ねぎ部長:あ、最後の最後に好きなの来たなー。このボリボリと力強い食感がいいですね。なんだろう、フルーティーな甘さも感じます。乳酸菌、って感じが一番伝わる漬物だと思います。
Rちゃん:私もこのボリボリ食感がいいなって思いました。万人受けする美味しい漬物だと思います。味は一番、これが好きかな!
中の人:ねぎ部長とRちゃんに同じく、この漬物はなによりも食感、歯ごたえがいいなって思いました。そして、どこかほんのりと梅っぽいというか甘さを確かに感じます。だから後を引くのかな…?きゅうりも入っててお得だし、しょっぱくないから食べやすくていいなって思いました!
京漬物を食べて美味しく健康に…
3人で実食レポを行った結果、人気が高かったのはやはり一番人気らしい「しそなす」と、「瓜きざみ」、そして「大根きざみ」でした。西利さんだけではなく、京都のお土産屋さんをウロウロ物色して来たのですが、最近は京漬物、こんな風に小分けパックや使い切りサイズが主流になって来ているように感じます。パッケージのデザインもとってもお洒落なんですね。外国人観光客も多く訪れる街ですから、どんどん時代や状況にあわせてお土産も進化しているのかも…。昔ながらの伝統や製法は守りつつも、今の時代に合わせてお洒落に進化している京漬物、ぜひ一度お試しください。