豊洲市場ドットコムのウラガワ。 
こんにちは、築地市場ドットコムのTwitterの中の人です。
柑橘類のお話が続いてしまいますが、春先頃までは次から次へと柑橘ラッシュなので仕方ありません。しかも新品種も続々と登場しているので追いかけるのも大変なんです（*´д`*）
という訳で、今回は「せとか」についてご紹介します。せとかを一言で表すなら「柑橘の女王様」というキャッチコピーがピッタリくると思います。こちらは佐賀県でハウス栽培されているせとかですが、見た目がとにかく美しい…。個人的に中の人も大好きな柑橘のひとつです。食べる時にいつも「美人さんだな～」とニヤニヤしてしまいます。
せとかの最大の特徴はなんといってもその果汁の多さにあります。柑橘の歴史を変えた、とまで言われているせとかは、《清見×アンコール》×《マーコット》という掛け合わせで誕生しました。清見の果汁の多さ、アンコールの甘さ、マーコットの濃厚さ、と良いとこどりの柑橘なのですね。
当店では和歌山県、愛媛県、長崎県など各地のせとかをお取扱いしておりますが、今回は佐賀県の産地の様子を交えてお伝えします。JAからつはハウス栽培のプロ！温室みかんのトップ産地として業界内では高い評価を得ています。ハウスの中だから…といって気を抜く事はできません。水分の管理や温度の管理を、生産者さんが手間暇かけて行う事で、まるで芸術品のような美しいせとかが出来上がるのです。
果汁の多さ、糖度の高さに加えてもうひとつ、せとかには人気の理由があります。それは薄皮が今にも破れてしまいそうなほどに薄い事です。もちろん、外皮も手で剥く事が出来ますので、せとかはとても食べやすい柑橘なのですね。
みんなの大好物、せとかの断面図写真ですよー＼(^o^)／
外皮がとっても薄い事、また、じょうのうも薄すぎてほとんど見えない事がよくわかる断面図ですね！せとかはそのまま食べても勿論美味しいのですが、果汁の多さをいかしてジュースにしたり、またそのジュースでデザートを作ってみても楽しめると思います。
実物を手にしてみるとよくわかりますが、本当につるーんとしていて「美人」な柑橘なのです。
今週のマルシェにも登場しますので、機会がありましたら、ぜひニヤニヤと観察してみてくださーい。
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