【九州現地レポート#5】令和8年熊本地震発生から2週間

熊本勤務の山﨑です。地震が発生してからの近況です。

7月28日16時27分に発生した令和8年熊本地震。

熊本県宇城市と氷川町で最大震度7を観測する、大きな地震となりました。

津奈木町でも震度5強を観測しました。

私自身、10年前の熊本地震の際も津奈木町にいましたが、そのときよりも今回の方が揺れを大きく感じました。

幸い、つなぎ百貨堂では大きな被害はなく、従業員、そして店内にいらっしゃったお客様も無事でした。

しかし、報道でも伝えられているように、ここから少し北へ向かえば、その被害は甚大です。

特に宇城市、氷川町、八代市では、家屋の倒壊や道路の亀裂、そして生活に欠かすことのできない電気や水道などの

ライフラインにも大きな被害が出ています。

猛暑が続く中、避難所や屋外での避難を余儀なくされた方も多く、地震から2週間が経った今も、各地で復旧作業が

続いています。

地震のあと、つなぎ百貨堂では取引先の皆さんへ連絡し、被害状況を確認しました。

その中でも特に被害の大きかった氷川町。

梨やぶどうの観光農園を営む「フルーツガーデン虹色」さんも、大きな被害を受けていました。

ちょうど最盛期を迎えていた梨は、地震の揺れによって約8割が落下。

ぶどうも、まさにこれから収穫と販売の時期を迎えるところでした。

しかし、観光農園にお客様を迎え入れることができない。

配送業者も地震直後は動くことができず、再開後も荷物の遅延が続き、思うように梨やぶどうを出荷できない状況が

続いていました。

ようやく収穫を迎え、これからというときに起きた地震です。

そこで、つなぎ百貨堂でも何かできることはないかと考え、フルーツガーデン虹色さんのぶどうを販売させていただ

くことにしました。

ぶどうを受け取りに農園へ伺うと、吉村さんご夫婦が笑顔で迎えてくださいました。

被災して大変な状況にもかかわらず、こちらが逆に元気をもらったような気がしました。

そして大切に育ててこられた立派なぶどうを預からせていただきました。

一方、つなぎ百貨堂も地震以降、お客様が大きく減っていました。

そこで店長と一緒に近隣の事業所や福祉施設を回り、直接ぶどうを販売しました。

立派なふどうに「少しでも応援になれば」と、そんな言葉もいただきながら、たくさんの方が手に取ってくださり、

用意していたぶどうはあっという間に完売しました。

私たち物産館にできることは、生産者の商品を仕入れ、その背景にある想いを伝え、お客様に届けること。

買って、食べて、「おいしい」と感じてもらうことも、地域を応援するひとつの形です。

まだまだ復旧・復興には時間がかかりますが、つなぎ百貨堂も、地域の「おいしい」を止めないために、私たちにで

きることを一つずつ続けていきたいと思います。