あちこちのマルシェで新しい出会いがあります
ご無沙汰しております、築地市場ドットコムのTwitterの中の人です。最近は本業の他にマルシェのお手伝いに出かけたりしていてブログをサボッておりました…。写真はマルシェ店長・八下田です。ストーカーのように追いかけて撮影&取材を行い、Twitterをはじめとした情報発信を頑張っております。
ところで、今年に入ってからは太陽のマルシェや恵比寿マルシェなど、これまで出店をした事がなかった地域へもポチポチと出没しています。新しいお客様との出会いはもちろんですが、出店者さんとの出会いも沢山あって勉強になります。人気のマルシェではしょっちゅう会うので、いつの間にやら仲良しになってしまう事も…。
先日の太陽のマルシェでお隣になった、ワタナベファームさんもその一人。残念ながらこの日は朝から雨が降ってしまい、いつもよりお客様の数は少なかったのですが、ワタナベファームさんのお店には次から次へと常連さんらしきお客様がやって来て、次々と卵を買って行かれるんです。
正直、悔しい… ( ;’д`)グヌヌ
と、店長がそう思ったかどうかはわかりませんが、ワタナベファームの店長さんがとっても気さくで楽しい方だったので、すっかり意気投合してしまい卵について色々説明をして貰ったんだそう。
ワタナベファームさんのお店に並んでいた卵は3種類。純国産鶏平飼い有精卵のひより、純国産鶏平飼い卵のこはる、平飼い有精卵のあかりです。ちなみに、会社に戻ってからネットで検索してみたところ、ワタナベファームさんの卵のファンの方々は「あかりちゃん」「こはるちゃん」みたいな感じで呼んでいました。カワイイ名前ですよね。そして、この卵はそれぞれ味が違うのは勿論ですが、用途も違うとの事。
「せっかくなんで食べてみて下さーい!」と気前よく卵を3種類も下さったので、中の人もそれぞれ1個ずつ頂く事にしましたー!
卵の殻でグラデーションが出来てしまった
左からこはる、あかり、ひよりです。なんとなく、卵の殻の色合いにあわせてラベルの色もあわせてあるような気がします。オサレ…。
本当は一度に3種類、生のまま食べ比べをしてみたいところでしたが、ワタナベファームさんによると卵の種類によって向いている調理方法があるとの事でしたので、今回はその通りに調理して食べてみる事にしました。
目玉焼きを作るならコレ!ひより
親切なワタナベファームさんの走り書きの通り、ひよりは目玉焼きにして頂きました。純国産鶏もみじの卵なんだそうです。純国産鶏とは、日本国内において何世代にもわたり選抜交配を繰り返して品種改良を行った鶏さんの事。
わかりやすいように、一般的にスーパーなどで入手できる卵と一緒にフライパンに落としてみたのですが、卵の黄身の色の違いは一目瞭然です。朱色に近いオレンジ色をしています。卵の種類は赤卵・有精卵で、甘い濃厚な黄身とほんのり塩気を感じる濃厚な白身が特徴なんだとか。黄身が濃厚、というのはよくありますが、白身が濃厚ってちょっと珍しくないですか???
だからこそ、この卵・ひよりは目玉焼きにして食べると良いんだそうです。黄身も白身もまんべんなく食べられますもんね!もちろん、生のまま卵かけご飯にしてもOKです。その場合は、塩か出汁醤油がオススメ。卵そのものの濃厚な味わいを楽しむ為に調味料はそんなに濃くないほうが良いみたいです。
卵かけご飯をとことん堪能するなら…あかり
ワタナベファームさんの卵は基本、どれもそのまま卵かけご飯にしても美味しいのですが、特に向いているのがこちらのあかりです。ボリスブラウンという鶏の銘柄のひとつで、アメリカ交配種となります。ロードアイランドレッドの系統であり、日本三大地鶏のひとつである、あの比内地鶏もその系統なんですよー!
純国産鶏ではありませんが、こちらもワタナベファームさんで平飼いされ、スクスクと育った元気な鶏さんです。遺伝子組み換え飼料は一切与えず、パプリカ・ヨモギ・ブドウ・海藻などを食べて育っています。
卵の種類は赤卵・有精卵。特に、黄身!コクがあってまろやかな味わいは是非是非、卵かけごはんにして生のまま味わって頂きたいです。こちらも、一般的にスーパーなどで入手できる卵と比較してみました。うーん、やっぱり濃い!これ、特に卵に醤油を入れたりはしてないんですよー。割ったまんまの色なんです。
ちなみに、ここまでの卵の写真は葱の断面図に萌えている部長のお写真をお借りしましたので、中の人の卵かけご飯の写真もついでに載せてみようと思います。
自宅では押し麦オンリーの食生活を送っている中の人、白米ではなく麦飯となってしまいましたが、あかりちゃんが濃厚すぎて物足りなさは一切ありませんでしたよ。
あかりを卵かけご飯にする場合は醤油をかけて下さい。濃い調味料を合わせても、負けない黄身の濃厚さにきっと驚くと思います。
また、強い出汁にも負けないので玉子焼きや出汁巻き卵、茶わん蒸しなど様々な卵料理にお使い頂けます。
ゆでたまごにして食べてみて!こはる
最後はこはるです。純国産鶏さくらという、白っぽい鶏の卵です。卵の色はピンク色で、こちらは無精卵となります。
こはるは黄身よりも白身が美味しい卵です。という訳で、卵かけご飯にしても良いのですがオススメはゆでたまごとの事。なんとこの白身、食べるとほのかに甘みを感じるんだそう。シンプルにゆでて塩やマヨネーズで食べてもいいですし、ザクザクと砕いた後に味付けをしてサンドイッチの具材にしても良いですね。
甘くて濃厚な白身の部分は固めると美味しさがよくわかるので、火を通した調理に向いています。中の人は濃いめのお味噌汁の中にそのままドボン!とこはるを入れて、余熱で少し白身の部分を固めてから具たっぷりお味噌汁として頂きました。味噌は八丁味噌、いわゆる赤だしなのですがその濃い味わいに負けないくらい、卵の存在感は強かったです。味も濃いのですが、もっちり、ねっちりとした食感も印象的でした。
そうそう、卵のまわりにワラワラ集まっている野菜は、大田原バーバーの会から頂いた大根を自宅で干して切り干し大根にしたものです。最近の中の人の食事はマルシェで入手した食材でまかなっております。
築地ぷらす×ワタナベファームで何か出来ないかな?
ワタナベファームさんの美味しい卵は、太陽のマルシェ他都内各地で入手可能なんだそうですが…店長さんいわく「ネット、苦手なんですよねー!」って事で、公式SNSが更新される事もなかなか少ないんだそうです。でも、こんなに美味しい卵がみんなに知られていないなんて勿体ない!って事で、マルシェ店長・八下田と、Twitterの中の人と卵を食べながら色々相談し、なんか面白い事出来ないかなあ、と模索しております。
早速ワタナベファームさんの公式Twitterアカウントを見に行ったら…去年でつぶやきが止まってたよ\(^o^)/
でもせっかくなのでフォローさせて頂きました。
店長さんのこれまでの歩み(なぜ、まだ若いのに栃木県で鶏さんを育てているのか)も大変興味深いので、いつかファームにお邪魔してインタビューしてみたいと思います。続く。
ワタナベファーム(Twitter)←店長さんいわく「死んでる」
ワタナベファーム(Instagram)←店長さんいわく「一番更新してる」
ワタナベファーム(公式サイト)←やっと公開されたそうです!