マレー諸島原産のランブータン(これはメキシコ産)をついに扱えるように!

食のトータルプロデューサー・井上です。

ついに生のランブータンを扱えるようになりました!
私はアジアが好きで海外旅行と言えばアジアなのですが、旅行に出かけるといつも市場に行き、果物をいくつか購入してその場でモグモグと食べます。
アジアで特に美味しいのが「マンゴー・ロンガン(竜眼)・ランブータン」です。
そして日本では食べられない。

マンゴーは日本も美味しいじゃないかと言う意見もありそうです。
確かにそうなのですが熱帯地方のマンゴーは超濃厚で魅惑の味。
3個も食べるとクラクラするほどのパワーがあります。
あれは別の食べ物と言って良いです。

 

余談はされおき、これがランブータン。産地はメキシコです。
地理的に恐らくメキシコで自生はしてないはずなので種が輸入され栽培されたものです。

余談ですが農作物は緯度(暖かさ)で生産できる/できないが語られることがあって、コーヒーが北南緯25度、カカオが20度、ランブータンはなんと15度です。
とても暖かいところじゃないと育ちません。

この「毛」みたいのは正確には「柔らかい刺」で、触ると柔らかで心地よいです。
ちなみに、ランブータンという名前は「マレー語の「毛」を意味する “rambut” 」から名付けられたそうです。

そして一見固そうな果皮は割りと柔らかで、頑張れば手で剥けます。
でもキッチンバサミか小さいナイフがあった方が楽に剥けます。
ライチよりもちょっと固いというか皮が厚いですね。


ちなみにこれがライチ(日本産)。皮が薄い。

 

こちらがランブータン。3~4mmの皮の厚さです。
(※ピンボケでごめんなさい)


最初に食べたもの(8月最初か7月終わり)はこんな感じでとても中の果汁が凄かった!
こんなのはアジアでも食べたことないし、さらにアジアのものよりかなり大きい!
品種が違うのかなぁ。もうちょっと調べて見ねば。

味はとんでもなく甘くてかつジューシー!糖度を計測したら20度以上ありました。

20度を超える甘さの果物は滅多にありません。

ライチよりは香りが少なくて果肉がしっかりしている。
果汁はこのときはランブータンの方が多いように感じました。

 

これがそれから1ヶ月後に入荷したもの。9月の上旬ですかね。
見た目はほとんど変わりません。

でも割ってみると、初回のような果汁はなくライチに近い。

そして甘さが凄い。
これはメキシコだからだろうな。土が良いのかもしれない。

 

ちなみに、メキシコはライチも栽培していて、これは逆に日本や中国のものより小さいのですが、品種の違いによるものです。

暖かい地域の果物は日本の果物とは方違った魅力があります。

女性で例えるとグラマラスな感じです。
これをもっと日本の果物好きの方のために広めたいです。

 

日本の果物の技術は凄いですが、かと言ってなんでもかんでも国産が一番ではないので、そんな海外の美味しい果実をこれからもご紹介したいと思っています。

でも、物流距離があるとどこまで「完熟」に近づけるかが課題ですね。

■ランブータンの紹介ページはこちら(現在は販売終了)|豊洲市場ドットコム