桃を天ぷらにしてみた

こんにちは。
食文化でインターンシップ中の白石です。

皆さんは普段桃をどのように召し上がっていますか?
きっとそのまま食べたり、パフェやタルトといったデザートとして召し上がる方が多いのではないかと思います。

今回私は今まで自分が食べたことのない面白い桃の料理はないかと、調べてみました。

すると…!!
気になる調理方法を発見しました。

あるネット記事に書いてあった
“桃の天ぷらがおいしい”というものです。

桃の天ぷら!!

果たして、本当においしいのか!?
作ってみたいと思い、ネットでいろいろと検索してみました。

ある福島県のイベントに桃の天ぷらが販売されていたという情報があったり、
スーパーで桃のおすすめの調理方法として天ぷらと記載されていることや、
福島県の桃農家さんが桃のおいしい食べ方として、天ぷらをおすすめしていたりと
福島県の方々には、馴染み深い食べ方なのかもしれません。

しかし、クックパッドで桃の天ぷらを検索してみても、ヒットしたのは1件のみ。
やはり、あまり知られていない食べ方なのでしょう。

期待できますね!早速作ってみます!
ということで、近所のスーパーへ桃を買いに行きました。

今回購入したのは、福島県産の白鳳です。

ご存知の方も多いと思いますが、
福島県は桃の収穫量は日本で第2位を誇ります。

桃は果実間での品質の差が生じやすく、
味にばらつきが大きいのが特徴ですが、
このように桃のコーナーに糖度表示がされていると
この桃が甘いのか、酸味が多いのか分かりやすくいいですね。

よし!!
桃もゲットしたことですし、調理に開始!!!

【材料】
・桃    1個
・天ぷら粉 50g
・水    80ml

【作り方】
①桃を一口サイズより、少し大きめに切る

②天ぷら粉と水を混ぜ合わせる

③桃を②に浸す

④160度の油ので、桃を揚げる

何分くらい桃を揚げたらよいのか分からなかったため
2分程度揚げたもの、きつね色になるまでじっくり揚げたものの2種類を作りました。


右:きつね色になるまでじっくり揚げたもの
左:2分程度揚げたもの

また天ぷらにつけるものとして、
左から、めんつゆ、塩、コショウを用意しました。

味は残念ながら、衣の味が強く
桃の味を感じることができませんでした。
じっくり揚げたものの方がより一層、衣の味を感じるので、
揚げ時間は短い方がおすすめです。

めんつゆ、塩、コショウとそれぞれにつけて食べてみましたが、
どれも調味料の味になってしまい、桃にマッチしませんでした。

しかし加熱することで、果肉が柔らかくなり天ぷらを噛んだ瞬間に
ジュワーっとジュースのようにあふれ出します。
衣はサクサクしていますが、
早めに食べないと、桃の水分が衣に移りベチャっとしてしまうので、
揚げてすぐ食べた方が良いです。

今回桃を2個購入したので、
もう1つはそのまま食べてみて、天ぷらの味と比較することにしました。

半分に切ってみると、種の周りはピンク色に
色づきみずみずしさが断面を見るだけで分かります。

食べてみると、
非常に甘いというわけではありませんが、
程よい甘さの後から、酸味も感じました。

また種周辺に繊維が多く、食べ応えがあります。
桃の優しい香りをほんのりと感じ、
柔らかくスッキリとした味わいです。

桃の天ぷらとそのまま食べた桃だと、
そのままの方が、
桃の美味しさを感じられました。

正直とても悔しいです。
ネットで桃の天ぷらを美味しいと絶賛されている方もいる中で
このような結果になってしまいました。

私の調理方法に問題があったのかなと思います。
もっと美味しく調理できたはずだ…!
少し衣をつけ過ぎてしまったかな…。
桃の品種を変えて硬い桃で作った方がおいしくなるかも…。

このままでは終われないので、
美味しい桃の天ぷらが作れるようになりましたら、
またご報告します!

桃の時期も、
そろそろ終わりに近づいてきていますが、
皆さんも是非いつもとは少し違った桃の食べ方をしてみてはいかがでしょうか。

■豊洲市場の桃|お取り寄せ・通販は、こちらから