実山椒の香りが食欲をそそる「ちりめん山椒」

商品部の田中です。

初夏の時期、実山椒が多く出回り始めると作りたくなるのがちりめん山椒。ちりめんと一緒に甘辛く炊いた実山椒はご飯にもお酒のお供にもぴったりです。

ただ、実山椒は根気のいる作業が必要なため、やるぞ!と決めたら黙々と作業を続ける必要があり手間暇がかかります。

 

お店で売られている状態がこういった枝がついた状態。これを1粒ずつ綺麗にはずしていきます。この作業を怠ると口触りがどうも悪いので綺麗に掃除していきます。

 

これが本当に根気のいる作業。立ちながら作業すること約1時間。ずっと同じ体制で立ち続けて作業をしているため足がしびれ始めます。ハサミを使ってぱちぱちと外し、水に1日~1日半浸けて渋抜きを行っていきます。

 

1日水に浸けた実山椒をたっぷりのお湯で茹でていきます。この茹でているときが部屋中に実山椒のさわやかな香りが漂って初夏だな~と感じつつ、

さぁちりめん山椒もこれで終わりが見えてきたぞ!あとはちりめんと一緒に炊き上げるだけ。

 

ここからは簡単。ひじきの煮物と同じような要領で、醤油みりん酒と少し水を加えて、

はじめは実山椒から煮て、ちりめんを加えて、あとは水分がなくなるまで煮込んでいきます。私はキッチンペーパーを落とし蓋にしてぐつぐつします。

じゃーん。実山椒が本当に手間だったのですが、美味しくできて良かったです。少し多めに作って冷凍するも有り。今は冷蔵庫のストック品としてお弁当やおにぎりに、冷ややっこのトッピングにと大活躍しています。実山椒は少し多めに入れる方がアクセントが強くて好きです(大人向け)ちょっとお砂糖を加えてカリカリ甘辛に仕上げても美味しいです。

 

ご飯のおともやおつまみによくあう料理はあっという間になくなっていきます。

来年もまた作ろう…!

 

1年1095食の楽しみを。 食文化 田中